「クリスタ」描いた線や塗りを綺麗にする方法

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT PRO)でドローイングした線を綺麗にしたい時に試してみたい「スマートスムージング」と言う機能を使ってみました。


クリスタで線を引く際、ブラシには「手ブレ補正」の機能もありますが、線を引いたあとに、もう少し綺麗にしたい。そんな時に使える「スマートスムージング」と言う機能があります。

実際に、使ってみたので紹介していきたいと思います。


スマートスムージングを使うには?

まずは、最初に「ラスターレイヤー」に線を引きます。線を引かねば、話になりません。
また、「ベクターレイヤー」では、使用できませんので注意してください。

高解像度のキャンパスでは、変化がわかりにくいため、拡大表示した画像を用意しました。


元々、ブラシ形状がぼかしのかかったもので線を引いているので、ガタガタしています。

線を引いたレイヤーを選択して、ツールバーにある「編集」から「スマートスムージング」を選択します。


「ラスターレイヤー」以外では、「スマートスムージング」が利用できないので注意しましょう。グレーアウトしている場合は、「レイヤー」の種類を確認してください。


「スマートスムージング」を実行すると、下の画像のように、ウィンドウが開きますので、設定を行います。「プレビュー」に必要に応じてチェックを入れて、実行前にどのようになるか確認しましょう。

「強度」を「弱」にした場合、若干「ぼかし」のかかったような効果がわかります。


「強度」を「中」にした場合、線のフチが滑らかになりました。


「強度」を「強」にした場合、線の周りに若干色が飛んでしまい、逆に汚く感じます。


線の形状や解像度などにもよると思うのですが、3段階の変化でかなり違いがあるのがわかります。今回試した線では、個人的には「中」がちょうど良いように感じています。

イラスト製作で、線のディティールにこだわるならば、「スマートスムージング」も試してみると良いかもしれません。


塗りにもスマートスムージングを使ってみる

線だけでなく、塗りにも試しに使ってみました。塗りも線も違いは面積だけなので、当然利用できるはずです。

そんなわけで、下の画像を用意して、「スマートスムージング」を実行してみました。


フチがかなりあらいので、スムージング効果に期待が出来そうですが、どうなるでしょうか。


今回は、「強度」を「中」にして試してみましたが、フチがかなりなめらかになりました。

正直、「ぼかし」をかけるのとどう違うのか?というレベルではあるかもしれません。
ちなみに、比較してみました。


左が、「スマートスムージング」の「強度:中」です。
右が、「ガウスぼかし」の「2.00」です。

比較してみると、かなり違いがあるのがわかりますね。どちらが良いかは人によると思いますが、個人的には「スマートスムージング」が綺麗だと感じます。



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