「InDesign」オーバーセットテキストと解決方法

InDesignでテキストをレイアウトして、PDFを書き出そうとすると、「これらのページ上にオーバーセットテキストがあります。」と警告が表示され、困っていませんか?


実はこれ、テキストフレームが小さすぎて、テキストがすべて表示されていない時に、表示されます。



とはいえ、どこにオーバーセットテキストがあるのか。探すのが大変です。




どこに原因があるのか

警告にある「これらのページ上にオーバーセットテキストがあります。」の最後尾に「2」と数字が表示されていますが、これは「ページ番号」を示しています。

複数ページがある場合は、「2、3」のように、該当するページ番号が表示されます。


それでは、早速その該当ページを見てみましょう。



テキストフレームを見てみる

警告で示された該当のページにあるテキストフレームを見てみましょう。


上の画像で、青く囲った個所にテキストフレームを選択していないとわかりにくいのですが、薄く赤い十字のボックスが表示されています。

これは、テキストフレームが小さいために、テキストがすべて収まっていない状態を示しています。

つまり、これが「オーバーセットテキスト」です。



オーバーセットテキストを解除する

テキストフレームを選択し、大きさを変更してみましょう。

テキストフレームを選択すると、下の画像のように薄い赤いボックスが、はっきりとわかりますね。四隅の小さいボックスを選択し、テキストフレームをテキストがすべて納まるように、大きさを変更してみます。


下の画像のように、テキストフレームを大きく広げると、テキストがすべて表示され、赤いボックスが消えています。



これで「オーバーセットテキスト」が解除され、警告が表示されなくなります。

まだ警告が表示されるようであれば、該当ページを見て、オーバーセットテキストになっているテキストフレームを探してみましょう。



レイアウトの外にあるテキストフレーム

下の画像のように、ページのレイアウトの外に、オーバーセットテキストなったテキストフレームがある場合は、警告が表示されません。


印刷領域内、書き出し領域内にあるテキストフレームがオーバーセットテキストになっていなければ、警告は表示されない。



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