「InDesign」テキストの組み方向を変更する方法

InDesignでは、文庫、雑誌、広報誌、新聞など「縦組み」と呼ばれる文字のレイアウトが行えます。一度くらいはあるか見たことがある組方向だと思います。

新規にドキュメントファイルを作成する際に、選択することもできますが、後から、横組みから縦組みに変更することもできます。

それでは、テキストの組方向を変える方法を説明していきます。

新規ドキュメントで縦組みに設定する

ファイルから新規にある「ドキュメント」をクリックし、新規ドキュメントファイルを作成する前に、サイズなどを決めるウィンドウが開きます。

右下に、以下のような「レイアウトグリッド…」「マージン・段組…」の2つのボタンがあります。

「レイアウトグリッド…」「マージン・段組…」どちらでも組み方向を変更できる

「レイアウトグリッド…」「マージン・段組…」のどちらをクリックしても、組方向を変更することができるメニューが開きます。

「レイアウトグリッド…」では、以下の場所に表示されており、クリックして選択します。

レイアウトグリッドから、組み方向を変更する

「マージン・段組…」では、以下の場所に表示されており、クリックして選択します。

マージン・段組から、組み方向を変更する

それぞれ、組み方向を決めたら、「OK」をクリックして、新規ドキュメントファイルを作成します。

あとはテキストツールを使用して、テキストを配置していくだけです。

横組みで作成したドキュメントファイルを縦組みに変更するには、「プロパティ」の組み方向で変更することができます。

プロパティから組み方向を変更できる

クリックすると、「縦組み」と表示されるので、クリックして縦組みにします。

縦組みを選択する

ここまで、ドキュメント全体の組方向を変える方法を説明しましたが、テキストフレーム毎に組方向を変えることもできます。

テキストツールには、「横組み文字ツール」と「縦組み文字ツール」があり、それぞれを使い分けることで、テキストフレーム毎に、組方向を変えることができます。

組み方向の違う文字ツールを使い分ける

また、テキストツールを使用したまま、テキストフレームを選択して、コントロールメニューにある以下の場所から、「組み方向」を変更することもできます。

コントロールメニューから組み方向を変更する

やり方が複数あるため、混乱してしまうかもしれませんが、以上のやり方で組み方向を変更することができるので、試してみてください。