「クリスタ」レイヤーが移動できない時に確認すること
気付かないうちに、その原因を作っていることもありますが、レイヤーが移動できない時、どうして動かないのか?その原因を発見し、解決させましょう。
レイヤーにロックが掛かっている
レイヤー・ウィンドウの上部には、レイヤーに関連した様々なアイコンが用意されています。
このアイコンの中に、「レイヤーをロック」するアイコンがあります。
南京錠のアイコンをクリックして「レイヤーをロック」する |
編集画面だけを見ていると、ロックが掛かっているかわかりにくいですが、レイヤー・ウィンドウの動かしたいレイヤーの右に「レイヤーをロック」のアイコンが表示されています。
この「レイヤーをロック」が付いたレイヤーは、すべての編集加工ができません。
レイヤーを動かせない時は、先ずここを確認しましょう。
なお、ちょっとしたテクニックとして、レイヤー・ウィンドウ内に「フォルダー」を追加します。フォルダーに「レイヤーをロック」を使います。
フォルダーにロックを掛けると便利 |
加工の必要のないレイヤーを「フォルダー」に入れると、フォルダー内のレイヤーもロックが掛かります。また加工が必要な場合は、フォルダーから移動させると、レイヤーだけロックが解除されます。
複数のレイヤーを一つずつロックを描ける必要もあるかと思いますが、レイヤーの構造しだいでは、複数のレイヤーまとめて、ロックできるのでお試しください。
クリック位置にある対象を移動にチェックが入ってる
レイヤー移動の際、移動させる対象の上でクリック&ドラッグするかと思いますが、通常、対象の上ではなくても動かすことができます。
しかしながら、レイヤー移動の際に、「ツールプロパティ」にある「クリック位置にある対象を移動」にチェックが入っていると、対象の上でないと動かすことができなくなります。
「クリック位置にある対象を移動」にチェックを確認 |
レイヤー移動を行う際、いつもとおかしいと感じたら、「ツールプロパティ」で設定を確認しましょう。
ツールプロパティにある「移動対象」によって、動作も変わってきます。3つのアイコンは、「レイヤー」「トーンの網点」「グリッドルーラー」となっています。
レイヤーのアイコンが選択されていることを確認する |
レイヤー移動の際は「レイヤー」のアイコンを選択して行います。
上の画像が通常のレイヤー移動の設定となるので、もしおかしな動作になっている場合は、上の画像を参考にしてください。
サブツールでレイヤー移動が選択されていない
先ほどの、「レイヤープロパティ」と同様に、レイヤー移動を行う際に「サブツール」が「レイヤー移動」以外の「トーン柄移動」「グリッド移動」がどちらかを選択していると、レイヤーを移動できません。
レイヤー移動を選択しているか確認する |
レイヤーが移動できない場合、こちらも合わせて確認しましょう。
対象レイヤーを選択していない
うっかり別のレイヤーを選択してレイヤー移動を行うと、動かしたいレイヤーは動かせません。
特に、空の何もないレイヤーを選択したままだと変化がないので、移動させる前にレイヤーの選択を確認してから移動させましょう。
編集作業を急いでいたりすると、やってしまいがちなので、慌てずしっかり確認しましょう。