「Cubase」MediaBayを使ってサンプル音源を素早く探したい【T】
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MediaBayを起動してデータベースを構築する方法
MediaBayは、コンピュータ内のあらゆるオーディオファイルやプリセットを一括管理するための中心的なハブです。
まずはMediaBayを開き、自分が持っているサンプルパックの保存場所をスキャンさせることで、ファイル名だけでなく楽器の種類やジャンルといった属性情報から音を検索できる準備を整えます。
キーボードの「F5」キーを押すか、「メディア」メニューから「MediaBay」を選択してウィンドウを開きます。
画面左側の「定義場所」パネルで、サンプル音源が保存されているフォルダにチェックを入れてください。
フォルダのアイコンが赤く点灯し、スキャンが完了してファイルリストが表示されるのを待ちます。
アドバイスとして、初めて大きなフォルダをスキャンする際は少し時間がかかることがありますが、一度データベース化してしまえば次からは瞬時に検索が可能になります。
新しいサンプルパックを追加したときも、右クリックから「再スキャン」を実行するだけで常に最新の状態を保てるため、整理整頓の習慣をつけておくと後々の作業が非常に楽になります。
属性フィルターを駆使して候補を絞り込む手順
ファイルリストが膨大な場合は、属性(属性フィルター)を使って条件を絞り込むのが近道です。
例えば「ドラム」の「ループ」で、かつ「120BPM」といった具体的な条件を指定することで、数千個のファイルの中から数個の候補まで一気に絞り込み、音探しの迷子になるのを防ぐことができます。
MediaBay上部の「論理フィルター」または「属性フィルター」セクションを表示させます。
「Category」から「Drum&Perc」、「Sub Category」から「Loop」などの項目を順番に選択してください。
検索ボックスに「Deep House」などのキーワードを入力し、条件に合致するファイルだけが表示されることを確認します。
注意点として、自作のサンプルや一部の配布素材には適切なタグが付いていない場合があります。
そのようなファイルは属性フィルターに現れないため、必要に応じてMediaBay上の「属性インスペクター」を使って、自分で楽器名やジャンルを書き込んでおくことで、将来の自分がより素早くその音に辿り着けるようになり、資産としての価値が高まります。
プレビュー機能を活用してプロジェクトへ配置する効果
MediaBayの最大の利点は、プロジェクトを再生したまま、曲のテンポに合わせてサンプルの音を確認できるプレビュー機能にあります。
実際にトラックへ読み込む前に、今の曲調に合うかどうかを試聴できるため、無駄なインポートと削除の繰り返しをなくし、制作のスピード感を維持できるという大きなメリットがあります。
プレビュープレイヤーの「プロジェクトテンポに同期」ボタンをオンにします。
リスト内のファイルを選択すると自動で再生が始まり、現在の楽曲のリズムに合わせて音が鳴るのをチェックしてください。
気に入った音が見つかったら、そのままプロジェクトウィンドウのトラック上へドラッグ&ドロップして配置します。
アドバイスとして、MediaBayの下部にあるレベルメーターを確認しながら試聴ボリュームを調整することで、制作中のトラックを邪魔せずに音の選定が行えます。
また、お気に入りのサンプルには「レーティング(星の数)」を付けておくことで、後から「星5つの音だけを表示」といった使い方も可能になり、自分だけの厳選された音源ライブラリを構築できるようになるはずです。
