「Windows」システムの復元ポイントを手動で作成してトラブルに備えたい【T】
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予期せぬ不具合でシステムが正常に起動しなくなる原因
パソコンのシステムは非常に繊細で、一つの設定ミスや相性の悪いソフトウェアの導入がきっかけで、動作が極端に遅くなったり特定の機能が使えなくなったりすることがあります。
自動で復元ポイントが作られることもありますが、重要な作業の直前の状態が必ずしも保存されているとは限りません。
以下のような事象が挙げられます。
ドライバの更新後に画面が映らなくなったり、音が出なくなったりする。
フリーソフトをインストールした結果、意図しない広告や不審な挙動が増える。
Windowsアップデートの失敗により、起動時にエラーメッセージが繰り返される。
注意点として、システムの復元は個人の作成した文書や写真などの「データ」を復旧するものではなく、あくまで「OSの設定やプログラムの状態」を戻す機能である点に注意してください。
システムの保護機能を有効にして復元ポイントを作りたい
手動で復元ポイントを作成するには、まず「システムの保護」が有効になっている必要があります。
この設定がオフのままだと、いざという時に過去の状態へ戻すためのデータが蓄積されないため、事前に確認と設定を行うことが重要です。
システムのプロパティから保護設定を確認したい
まずは復元ポイントを作成するための準備として、ドライブの保護状態をオンに切り替えます。
通常はCドライブ(システムドライブ)に対してこの設定を適用します。
以下の操作手順を試してください。
タスクバーの検索欄に「復元ポイントの作成」と入力し、検索結果から該当の項目を開く。
「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら「システムの保護」タブを選択する。
保護設定の一覧にある「C: (システム)」を選択し、状態が「無効」なら「構成」ボタンを押す。
「システムの保護を有効にする」にチェックを入れ、ディスク領域の使用量を調整して「OK」を押す。
アドバイスとして、ディスク領域の使用量は最大容量の3パーセントから5パーセント程度割り当てておけば、数回分の復元ポイントを保持するのに十分なスペースを確保できます。
任意のタイミングで手動の復元ポイントを作成したい
保護が有効になったら、実際に現在の状態を保存します。
名前を付けて保存できるため、いつ、何の作業のために作成したのかを後から判別しやすくしておくのが運用のコツです。
具体的には以下の手順で解決します。
「システムのプロパティ」画面の下部にある「作成」ボタンをクリックする。
「復元ポイントの作成」ダイアログが表示されたら「レジストリ変更前」などの分かりやすい説明を入力する。
「作成」ボタンを押し、数分程度待って「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されるのを待つ。
完了したら「閉じる」を押し、不測の事態が発生した際は「システムの復元」ボタンから呼び出す。
アドバイスとして、復元ポイントの名前には日付が自動で付与されますが、作業内容(例:新ドライバ導入前など)を具体的に書いておくと、複数のポイントがある場合に迷わず復旧作業が行えます。
手動での復元ポイント作成は、PCの上級者ほど大切にしている「安全策」です。数分の手間を惜しまないことで、数時間を要する再セットアップの手間を回避できる可能性が飛躍的に高まります。
万全のバックアップ体制で安心してPCを操作したい
自分自身の手で復元ポイントを管理できるようになれば、新しいソフトウェアの試用やシステム設定の変更を恐れる必要がなくなります。
万が一の逃げ道を用意しておくことは、PCを自由自在に使いこなし、自分好みの環境を構築していく上での強力な自信に繋がります。
以下のような効果が期待できます。
システムに致命的なエラーが起きても、確実な解決策として以前の状態を呼び出せる。
変更作業に対する精神的なハードルが下がり、より積極的にPCのカスタマイズに挑戦できる。
不具合の原因究明に時間を浪費することなく、最短ルートで快適な作業環境を復元できる。
注意点として、ウイルス感染やハードディスク自体の物理的な故障には、システムの復元だけでは対処できない場合があるため、重要なファイルは別途外部メディアへバックアップしておくことをおすすめします。
