「KRITA」ブラシで色を自然になじませたい【T】
![]() |
「KRITA」でイラストを描く際、隣り合った色を滑らかにつなげたり、パレットの上で新しい色を作ったりしたいことがあります。
「色ぼかしブラシ」を使ってキャンバス上で直接混ぜる方法と、「デジタル混色ドッカー」をパレット代わりにする方法の2つをマスターすれば、アナログ画材のような豊かな表現が可能になります。
キャンバス上で直接色を混ぜたい(色ぼかしブラシ)
絵の具を筆でこすって馴染ませるような感覚で色を混ぜるには、「色ぼかしブラシエンジン」を搭載したブラシを使います。
ブラシの選択: ブラシプリセットから「Smudge」や「Mix」という名前がついたブラシ(例:
Basic_mixなど)を選びます。描画と混色: キャンバス上の色と色の境界線をなぞるように塗ります。ブラシが周囲の色を巻き込みながら、自然なグラデーションを作ってくれます。
設定の調整: ブラシ設定エディター(
F5キー)を開き、「色ぼかし」の設定を確認しましょう。「色の量」や「ぼかし」の数値を変更することで、混ざり具合を自分好みに調整できます。
パレットの上で色を作りたい(デジタル混色ドッカー)
キャンバスを汚さずに、納得のいくまで色を練り合わせたいときに便利な機能です。
ドッカーの表示: メニューの [設定] > [ドッカー] > [デジタル混色] にチェックを入れます。
使い方: ドッカー内の白いエリアに、筆ツールで好きな色を塗ります。その上から別の色を重ねて塗ることで、絵の具のように色が混ざり合います。
色の採取: 混ざってできた理想の色を、スポイト(
Ctrlキー)で吸い取ってキャンバスでの描画に使用します。
ブラシ設定でさらにこだわる
「KRITA」のブラシは非常に多機能です。より複雑な混色を目指すなら、以下の設定も試してみてください。
色の拡散(Color Radius): ブラシがどの程度の範囲から周囲の色を拾ってくるかを決めます。
不透明度と流量: これらを低めに設定した通常のブラシで、何度も色を塗り重ねて薄くレイヤーを重ねる(グレーズ技法)ことでも、繊細な色の変化を表現できます。
自分の塗り方に合わせて、キャンバスで直接混ぜるか、ドッカーでじっくり作るかを選んでみてください。
