「Excel」リンク先のデータが見つからないという警告を止めたい【T】

「Excel」で作成されたファイルを開くたびに、「このブックには、ほかのデータソースへのリンクが含まれています」といった警告や、リンク先が見つからないというエラーメッセージが表示されて煩わしく感じたことはありませんか?


自分ではリンクを設定した覚えがなくても、以前の担当者が作成した数式やコピー&ペーストしたデータに残骸が残っていると、ファイルを開くたびに確認を求められ、作業を開始するまでに余計なクリックが必要になるなど、小さなストレスが積み重なってしまう場合もあるかもしれません。

リンクの自動更新設定を変更したり、不要な参照を完全に切断したりすれば、警告に邪魔されず快適にファイルを開く助けになるかもしれないので操作を確認してみましょう。

起動時のメッセージ表示設定を変更して通知を抑える

「データ」タブの「リンクの編集」メニューから、ファイルを開く際のメッセージ表示方法をカスタマイズします。

「起動時の確認」ボタンをクリックし、「メッセージを表示しないで、リンクの自動更新も行わない」を選択することで、警告ダイアログを出さずにファイルを即座に開くことが可能になります。

この設定を行うだけで、リンク先のファイルが手元にない場合や、ネットワーク越しで読み込みに時間がかかる環境であっても、作業を止めることなくスムーズに業務をスタートできるようになります。

  • 「データ」タブにある「リンクの編集」をクリックすること。

  • ダイアログ下部の「起動時の確認」ボタンを選択すること。

  • 警告を表示しない設定にチェックを入れ、設定を保存すること。

アドバイスとして、この設定はファイルごとに保存されるため、特定のブックだけで警告を止めたい場合に非常に有効な手段となります。


不要な外部参照リンクを完全に切断してエラーを解消する

「リンクの編集」画面に表示されているソースの一覧から、現在は使用していない古いファイルへの参照を選択して「リンクの解除」を実行します。

リンクを解除すると、外部ファイルを参照していた数式がその時点の「値」へと置き換わるため、参照元を探しに行く動作自体がなくなり、根本的なエラーの解消に繋がります。

参照先のファイルが削除されていたり、名前が変わっていたりして修正が困難な場合は、この解除操作を行うことで、壊れたリンクによる警告を完全に消し去ることができます。

  • 「リンクの編集」で、エラーの原因となっているファイル名を選択すること。

  • 「リンクの解除」ボタンを押し、警告内容を確認して実行すること。

  • 数式が値に変換されることを承知した上で、作業を完了させること。

注意点として、一度リンクを解除すると元の数式には戻せないため、バックアップを取ってから作業するか、本当に数式が必要ないかを事前によく確認しておく必要があります。


隠れた名前の定義やオブジェクトのリンクを掃除する

セル内の数式以外にも、「名前の定義」や「グラフのデータ範囲」に古い外部参照が残っている場合があるため、定義された名前の一覧をチェックします。

「数式」タブの「名前の管理」を開き、参照範囲が別のブックになっている不要な定義を削除することで、一見どこにあるか分からないしつこいリンクエラーを完全に一掃できることがあります。

見えない場所に潜む参照情報を整理することは、ファイル自体の動作を軽くし、予期せぬエラーを防いでデータの健全性を保つための重要な仕上げとなります。

  • 「数式」タブの「名前の管理」をクリックすること。

  • 一覧の中で「参照先」が外部のファイルパスになっている項目を探すこと。

  • 不要な定義を選択して削除し、ブック内にエラーの種を残さないようにすること。

アドバイスとして、図形やテキストボックスに数式が割り当てられている場合もリンクエラーの原因になることがあるため、オブジェクトを選択して数式バーに古い参照が残っていないか確認してみるのも手です。


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