​「Excel」強制終了時の未保存データを復元したい【U】

「Excel」で複雑な計算や表作成をしているとき、突然ソフトが閉じてしまい真っ青になった経験はありませんか?


保存ボタンを押す前のデータが消えてしまうと、それまでの努力が水の泡になり、締め切りに間に合わなくなるなどの深刻な影響が出る可能性があります。

システムがバックグラウンドで記録している自動回復用のファイルを特定することで、失いかけた作業内容を奇跡的に取り戻せるようになるかもしれません。

予期せぬトラブルから大切なデータを守り、迅速に復元するための方法を見ていきましょう。

予期せぬ強制終了がデータに与える影響

「Excel」が応答を停止したりパソコンの電源が突然切れたりすると、メモリ上にあった未保存の編集内容は通常であれば破棄されてしまいます。

しかし、現代のソフトウェアには不測の事態に備えた保護機能が組み込まれており、完全にデータが消滅する前に一時的な控えを作成している場合が多いでしょう。

具体的には以下の状況が想定されます。

  • 数時間分の入力内容が、一度も保存しないままソフトの不具合で消えてしまった。

  • 上書き保存をする前にパソコンが再起動し、古いバージョンのファイルしか残っていない。

  • 新規作成したばかりのブックに名前を付ける前に、画面が閉じてしまった。

アドバイスとして、パニックにならずに「Excel」を再起動させることが、復元への第一歩となる可能性があるかもしれません。


自動回復パネルからのデータ救出

「Excel」を強制終了の直後に開き直すと、画面の左側に「ドキュメントの回復」という専用のパネルが自動的に表示されることがあります。

ここにはシステムが最後に自動保存したファイルの一覧が並んでおり、クリックするだけで未保存だったはずの作業内容をキャンバスに呼び戻せるでしょう。

以下の手順で操作を行います。

  1. 「Excel」を再度立ち上げ、画面左側に「ドキュメントの回復」パネルが出るのを待つ。

  2. 一覧の中に表示されている「自動保存された」日時が最も新しいファイルを確認する。

  3. 該当するファイル名を「クリック」して開き、内容に間違いがないかを確認した上で即座に保存する。

注意点として、このパネルを一度閉じてしまうと、リストからファイルが消えてしまうことがあるため、真っ先に内容を確認するのが望ましいでしょう。


保存されていないブックの管理メニュー

自動回復パネルが表示されない場合でも、内部の管理メニューから「保存し忘れたファイル」を直接探しに行ける機能が備わっています。

「Excel」が独自のフォルダに一時的に隔離しているデータを参照することで、名前すら付けていなかった新規ブックを復元できるかもしれません。

以下の手順で進めます。

  1. 「ファイル」タブをクリックし、左メニューの「情報」を選択する。

  2. 「ブックの管理」ボタンを押し、現れたメニューから「保存されていないブックの回復」をクリックする。

  3. 一時フォルダが開くので、拡張子が「.asd」のファイルを探して「開く」を押す。

アドバイスとして、ファイルが見つかったらすぐに「名前を付けて保存」を実行し、通常の「.xlsx」形式として確定させるのが良いでしょう。


復元機能の活用による作業継続の効果

未保存のデータを無事に復旧できるようになると、万が一のシステムトラブル時でも作業のやり直しを最小限に抑えることができます。

復元の手順を熟知しておくことは、デジタル環境での作業における大きな安心感となり、より大胆で効率的なデータ編集に挑戦するための助けとなるでしょう。

以下の利点が期待できます。

  • 何時間もの再入力の手間が省け、本来の業務スケジュールを大幅に遅らせずに済む。

  • データの消失リスクを恐れずに済むため、集中力を切らさずに制作に没頭できる。

  • 自動保存の間隔を短く設定し直すなどの対策を講じることで、将来的な事故を防げる。

注意点として、自動回復は万能ではないため、作業の区切りごとに「Ctrl」と「S」キーを同時に押して手動保存する習慣を忘れないようにしてください。


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