「メディバン」オーバーレイレイヤーで色の鮮やかさを強調したい【T】
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「メディバンペイント」で描いたイラストの仕上げに、もっと鮮やかさやドラマチックなコントラストを足したいと思ったことはありませんか?
そんな時に便利なのがオーバーレイレイヤーです。
下の色味を活かしつつ、明るい部分はより明るく、暗い部分はより深く沈ませることで、イラストに一気に華やかさと立体感を与えることができます。
オーバーレイレイヤーの仕組みと基本
オーバーレイは、下の色と重ねる色を掛け合わせ、中間的な明るさを保ちつつコントラストを強調する合成モードです。
通常レイヤーの上に新しいレイヤーを作成します。
レイヤーパネルの合成モードを「通常」から「オーバーレイ」に変更します。
明るい色を乗せるとより明るく、暗い色を乗せるとより深みのある色に変化します。
イラストの色彩を鮮やかにする使い方
色がくすんで見えるときや、画面全体に統一感を出したい場合に効果的です。
彩度を上げる: イラスト全体を統合したレイヤーの上に、彩度の高いオレンジや青を薄くオーバーレイで乗せると、画面全体が鮮やかな印象になります。
光と影のニュアンス: 影の部分に薄い紫や青を、光の部分に薄い黄色をオーバーレイで乗せると、単なる黒や白の塗りよりも深みのある色彩表現が可能です。
質感やテクスチャを馴染ませる
自作のテクスチャや素材をイラストに重ねるときにもオーバーレイは最適です。
木目や紙の質感などの素材レイヤーを一番上に置きます。
合成モードをオーバーレイに変更します。
素材の質感(凹凸感)だけが下の絵に反映され、自然に馴染みます。
仕上げの「空気感」を演出するコツ
大きめのエアブラシを使って、画面の端や光の差し込む方向に色を置く手法です。
暖かみ: オレンジや赤を薄く乗せると、夕暮れや体温を感じさせる演出になります。
透明感: 水色や薄緑を乗せると、水中や森の中のような涼しげな雰囲気を作れます。
効果が強すぎると感じた時は
オーバーレイは非常に変化が分かりやすいモードなため、色が派手になりすぎることがあります。
レイヤーパネルの不透明度を10〜30%程度まで下げてみましょう。
ほんのりと色味が乗る程度に調整するのが、上品でプロっぽい仕上げにする秘訣です。
乗算やスクリーンとは一味違う、色の「輝き」と「深み」を同時に出せるオーバーレイを使いこなして、イラストの完成度を高めましょう。
