「GIMP」スタンプで修正して不要なものを見えないように消したい【T】
![]() |
この機能を活用すれば、写真に写り込んでしまった通行人やゴミ、電柱などを、周囲の景色となじませながら綺麗に消し去ることができます。
スタンプツールの基本設定とコピー元の指定
まずは、どの部分を「見本」にして塗りつぶすかを設定する必要があります。
ツールボックスから「クローン展開」を選択します。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、コピー元にしたい綺麗な場所をクリックします。
消したい対象の上でドラッグすると、先ほど指定した場所の画像が転写されます。
注意点として、コピー元は「消したいもの」のすぐ近くの質感に合わせるのが基本です。
空にあるものを消すなら空を、芝生の上なら芝生をコピー元に選びましょう。
ブラシの硬さを調整して境界をなじませる
スタンプで塗った跡が円形にくっきりと残ってしまうのを防ぐ設定です。
ツールオプションの「ブラシ」設定を開きます。
「Hardness(硬さ)」の数値を下げて、エッジがぼやけたブラシに変更します。
境界線をなぞるように塗ることで、周囲の画像と自然に融合します。
アイデアとして、一度に全部消そうとせず、何度もクリックを繰り返して少しずつ色を重ねるようにすると、修正跡がほとんど目立たなくなります。
連続して塗るための「位置合わせ」モード
広い範囲を修正する際に、コピー元の移動ルールを切り替える方法です。
ツールオプションの「位置合わせ」の項目を確認します。
「位置合わせ」を「登録済」や「オフ」に切り替えて、自分の塗りやすい挙動を選びます。
基本的には「なし」または「位置合わせ」に設定しておくと、ストロークを離してもコピー元の位置関係が維持されるため作業しやすくなります。
注意点として、同じ場所を何度もコピーし続けると、不自然な模様の繰り返し(パターン化)が発生し、加工したことがバレやすくなります。
修正専用のレイヤーを作って作業する
元の画像を壊さずに安全にレタッチを進めるためのテクニックです。
元画像の上の新しい透明レイヤーを追加します。
クローン展開のツールオプションで「見かけの結合」にチェックを入れます。
新しいレイヤーに対してスタンプを使えば、失敗してもそのレイヤーを消すだけでやり直しが可能です。
アイデアとして、修正後のレイヤーの不透明度をわずかに下げることで、元の質感を少し残してよりリアルに仕上げることもできます。
