「Expresii」色の混ざり方を物理シミュレーションしたい【T】
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流体の動きを活かした混色
紙が湿っている状態で新しい色を置くと、二つの色が境界線でぶつかり合い、水の流れに従って自然に混ざり合います。
この動きは、筆を動かす速さや水の量によって変化します。
画面上の水分量(Water)を多めに設定して、色の移動を促します。
異なる色を近接させて配置し、色が引き寄せ合う様子を観察します。
シミュレーションの実行速度を調整して、混ざり方の勢いを変えます。
注意点として、水分を多くしすぎると色が広がりすぎてしまい、形を維持するのが難しくなることがあります。
適度なところでシミュレーションを一時停止させるなどして、理想の混ざり具合を固定するようにしましょう。
デバイスの傾きで重力を操る
このソフトの大きな特徴は、タブレットを傾けることで「重力」をシミュレートし、色水を特定の方向へ流せる点にあります。
これを利用することで、色が混ざる方向を物理的に制御できます。
傾き検知に対応したデバイスを使用し、キャンバスを仮想的に傾けます。
色が流れていく先に別の色を置き、合流する際の色の変化を確認します。
流れの速さを変えるために、傾ける角度を微調整します。
アドバイスとして、あえて画面を大きく傾けて、色が滴るような「垂らし」の表現と混色を組み合わせると、アナログの水彩画や水墨画のような迫力ある質感が得られるので非常におすすめです。
表面張力と色の拡散を調整する
液体としての特性である表面張力を設定で変えることにより、色がまとまろうとする力や、逆に紙の繊維に沿って細かく拡散していく力を操ることができます。
設定メニューから「表面張力」のパラメータを探し、数値を変更してみます。
拡散率を高めて、色が紙の奥へと染み込んでいくような混ざり方を作ります。
筆圧によって局所的に水の勢いを変え、色の混入具合をコントロールします。
注意点として、表面張力や拡散の設定は、パソコンの処理負荷に影響を与える場合があります。
動作が重いと感じたときは、数値を少しずつ戻して、描画の滑らかさとのバランスを確認しながら調整してください。
