「KRITA」動作が重い時の解決策とメモリ設定を確認したい【T】

「KRITA」を使っていて、ブラシの動きが遅れたり、画面の拡大縮小がカクついたりすることはありませんか?


多機能なソフトである分、設定やPCの環境によっては動作が重く感じられることがあります。

メモリの割り当てを最適化し、PCの性能をしっかり引き出す設定に変更することで、驚くほどスムーズに描画できるようになります。

メモリ(RAM)の割り当てを増やす

Kritaが一度に使用できるメモリの量を増やすことで、大きなキャンバスや多くのレイヤーを扱っても動作が安定しやすくなります。

  1. メニューの [設定] > [Krita を設定...] を開きます。

  2. 左側のリストから [パフォーマンス] を選択し、「全般」 タブを確認します。

  3. 「メモリ制限」 のスライダーを右に動かして、割り当てを増やします(PCの全メモリの70%〜80%程度を目安にするのが安全です)。


キャンバスグラフィックス加速を有効にする

画面の描画にGPU(グラフィックボード)の力を使う設定です。ここがオフになっていると、動作が非常に重くなります。

  1. 同じく [パフォーマンス] 設定内の 「キャンバスグラフィックス加速」 タブを開きます。

  2. 「キャンバスグラフィックス加速を使用」 にチェックを入れます。

  3. レンダラー(Renderer)を選択します。Windowsであれば通常は「Direct3D 11」または「OpenGL」を選び、OKを押してKritaを再起動してください。


ブラシの動作を軽くする設定

特定のブラシだけが重い場合は、ブラシ側の設定で改善することがあります。

  • 手ブレ補正の調整: ツールオプションで手ブレ補正を「スタビライザー」にしていると、計算量が増えて遅延しやすくなります。「基本」や「加重」に変更して様子を見てください。

  • インスタンス化レンダリング: ブラシ設定(F5)の「性能」セクションにある「インスタンス化レンダリング」を有効にすると、大きなブラシサイズでの描画が高速化されます。


その他のチェックポイント

  • 自動保存の間隔: 保存時に一瞬フリーズする場合は、[設定] > [全般] > [ファイル処理] から「自動保存の間隔」を長め(15分〜30分など)に調整します。

  • キャンバスの解像度: 必要以上に大きなキャンバス(例:10000px以上など)や、多すぎるレイヤーは物理的にメモリを圧迫します。不要なレイヤーは「画像を統合」して整理しましょう。

動作を軽くするための設定を一通り見直すだけで、描き心地は劇的に改善されます。自分のPCスペックに合わせた最適な環境を整えましょう。


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