「Cubase」インプレイスエディターでプロジェクト画面のままMIDIを編集したい【T】
![]() |
インプレイスエディターの起動と基本操作
インプレイスエディターは、特定のMIDIトラックやインストゥルメントトラックの表示領域を拡張して、その場でピアノロールを表示させる機能です。
これにより、画面遷移なしでノートの移動や長さの調節が可能になります。
対象となるMIDIトラックを選択し、トラックヘッダーにある「インプレイスエディターを開く」ボタンをクリックします。
ボタンが見当たらない場合は、トラック名を右クリックして「インプレイスエディター」を選択してください。
トラックの幅が広がり、イベント内にピアノロールとノートが表示されます。
アドバイスとして、このモード中でも通常のキーエディターと同じように、鉛筆ツールでの書き込みや消しゴムツールでの削除が可能です。
トラックの縦幅をマウスで広げることで、音程の確認もしやすくなり、作業の快適性が格段に向上するはずです。
他のトラックと同期させてタイミングを合わせる手順
この機能の最大のメリットは、上下に並んだ他のオーディオトラックやビデオトラックと、時間軸を完全に一致させた状態で編集できる点にあります。
これにより、耳だけでなく目でもリズムの整合性を確認できます。
インプレイスエディターを展開した状態で、位置を合わせたいオーディオトラックをすぐ上下に配置します。
オーディオ波形のアタック部分(音の立ち上がり)を見ながら、MIDIノートの開始位置をドラッグして微調整します。
クオンタイズ設定を併用することで、グリッドに沿わせつつも、波形に合わせた絶妙な「タメ」や「突っ込み」を視覚的に作り出すことができます。
注意点として、画面が狭い状態で多くのトラックをインプレイス表示にすると、プロジェクト画面が非常に長くなり、全体の把握が難しくなります。
編集したい特定のトラックだけをピンポイントで展開し、終わったら閉じるという使い方が、画面をスッキリ保つためのポイントです。
効率的な編集を支える表示カスタマイズ
インプレイスエディター内では、ノートのピッチや位置だけでなく、ベロシティなどのコントローラー情報も同時に表示・編集することができます。
これにより、一画面で完結する情報の密度が上がり、ミキシングに近い感覚で打ち込みを仕上げられます。
エディターの左端にある小さな「設定」ボタンから、表示したいコントローラー(ベロシティ、サステインなど)を選択します。
複数のコントローラーレーンを表示させれば、音色のニュアンスとノートの配置を同時にコントロールすることが可能です。
スナップ機能を有効にしておけば、プロジェクト画面のグリッド設定に従って、正確なリズムでの編集が継続できます。
アドバイスとして、ショートカットキー(デフォルトでは設定されていない場合が多いですが)を割り当てておけば、キーボード一つでエディターの開閉を切り替えられるようになります。
必要なときだけ「その場」でエディターを呼び出すスマートなワークフローを構築することで、楽曲制作のスピードが一段と加速するはずです。
