「Cubase」オーディオ録音でノイズを抑えて綺麗にレコーディングしたい【T】

「Cubase」で歌やギターを録音したあと、再生してみたら「サー」というノイズが気になったり、生活音が入ってしまったりしてがっかりしたことはありませんか。


せっかくの良いテイクでも、ノイズが混じっているとミックスの段階で調整が難しくなり、楽曲全体のクオリティに影響してしまいます。

録音時のちょっとした設定や機材の扱いを見直すだけで、驚くほどクリアで綺麗な音を収録できるかもしれません。

この記事では、後からの編集が楽になるような、ノイズを最小限に抑えたレコーディングの手順を確認していきましょう。

入力レベル(ゲイン)を適切に設定する

ノイズを抑えるための最も重要なステップは、オーディオインターフェイスの「ゲイン」調整です。

  • インスペクターの入力レベルメーターを確認しながら、音が歪まない限界までゲインを上げる

  • メーターが赤く光る(クリップする)一歩手前の、黄色からオレンジ付近を狙う

  • ゲインが低すぎると、後で音量を上げたときに「サー」というホワイトノイズが目立ってしまう

アドバイスとして、録音時の音量が小さすぎると相対的にノイズの割合が増えてしまうため、まずは入力段階でしっかりとした音量を確保することが基本です。


録音環境の不要な音を遮断する

マイクは想像以上に部屋の些細な音を拾ってしまうため、物理的な対策も効果的です。

  • パソコンのファンからマイクを遠ざける、または静音モードに設定する

  • エアコンや換気扇を録音中だけ一時的に止める

  • 反射音(部屋の響き)を抑えるために、吸音材やリフレクションフィルターを活用する

注意点として、広い部屋の真ん中で録音すると壁の反射音が混じりやすく、後で「お風呂場のような響き」を取り除くのは困難なため、できるだけデッド(響かない)な環境を作るのが理想です。


ノイズゲートを適用して無音部分をカットする

録音したトラックに対して、演奏していない部分の音を自動で消去するエフェクトも有効です。

  • MixConsoleやインスペクターの「Inserts」から「Gate」プラグインを読み込む

  • 「Threshold(しきい値)」を調整し、演奏音は通し、ノイズだけの時は音が消えるように設定する

  • 演奏の消え際が不自然にならないよう、「Release(リリース)」の時間を微調整する

アドバイスとして、これは「鳴っている音の中にあるノイズ」を消すものではなく「無音時のノイズ」を消すものなので、まずは録音そのものを綺麗に行うことが前提となります。


電源ノイズやケーブルの干渉を防ぐ

電気的な原因で発生する「ジー」というハムノイズは、機材の配置で改善できる場合があります。

  • オーディオケーブルを電源タップやACアダプターから離して配置する

  • ケーブルを束ねたままにせず、できるだけ高品質なシールドを使用する

  • ノートパソコンの場合、充電器を外してバッテリー駆動にするとノイズが消えることがある

注意点として、ギターなどの電磁ノイズを拾いやすい楽器は、パソコンのモニターに向かって演奏するだけでノイズが増えることがあるため、立つ位置や向きを変えてみるのも一つの手です。


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