「GIMP」ポスタリゼーションで色数を減らしておしゃれにしたい【T】
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色の階調をあえて段階的に制限することで、滑らかなグラデーションがカチッとした色の面に変わり、ポスターのような力強くスタイリッシュな視覚効果を生み出すことができます。
ポスタリゼーションの基本操作
画像の色数を減らして、イラストのような質感に変える手順です。
メニューバーの「色」をクリックします。
リストから「ポスタリゼーション」を選択します。
ダイアログが表示され、画面上で変化を確認しながら設定できます。
注意点として、あまりに極端に色数を減らしすぎると、元の被写体が何かわからなくなる場合があります。
プレビューのチェックを入れた状態で、適切な数値を探りましょう。
ポスタリゼーションレベルの調整
「レベル」の数値を変更して、色の分割数をコントロールする方法です。
スライダーを左右に動かしてレベルを設定します(標準は初期値付近)。
数値を「2」や「3」まで下げると、非常にシンプルで抽象的な表現になります。
「5」から「10」程度に設定すると、写真のディテールを残しつつ、版画のような独特の風合いになります。
アイデアとして、空や夕焼けなどグラデーションが広い写真に適用すると、色の境界線が等高線のように現れ、デザイン性の高い背景素材を作成できます。
コントラストを強調してインパクトを出す
ポスタリゼーションをかける前後に一工夫加えて、より洗練された印象にするテクニックです。
ポスタリゼーションを適用する前に、「色」メニューの「明るさ・コントラスト」で明暗をはっきりさせます。
暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るくしておくことで、色数を減らした際の色の境界がより際立ちます。
適用後に「色相・彩度」で彩度を少し上げると、現代的なポップアート風の仕上がりになります。
注意点として、ノイズが多い写真に適用すると、ノイズ部分が斑点のように目立ってしまうことがあります。
その場合は事前に「ぼかし」を少しかけておくと滑らかになります。
漫画風やロゴデザインへの応用
ポスタリゼーションを活用して、実用的な素材を作る方法です。
画像を一度「グレースケール」にしてからポスタリゼーションを適用します。
白・グレー・黒の3段階程度に分けることで、漫画の背景のような陰影表現が作れます。
この状態から「しきい値」ツールを併用すれば、ロゴのベースとなるシルエットの抽出も容易になります。
アイデアとして、ポスタリゼーションをかけたレイヤーの上に、元の写真を「色」モードや「オーバーレイ」モードで薄く重ねると、絵画のような複雑な色味を残しつつ、形をシンプルにまとめることができます。
