「GIMP」スクリーンモードで光が当たっている表現を出したい【T】

「GIMP」でハイライトを書き込んだり、逆光のような眩しい演出を加えたりしたい時に最適なのがスクリーンモードです。


乗算モードとは正反対の性質を持ち、下の色を活かしながら発光しているような明るさを与えることができます。このモードを使いこなせば、画面全体に空気感や透明感を出すことが可能です。

スクリーンモードの仕組みと基本設定

重なる色同士を反転させて掛け合わせることで、元の色よりも必ず明るくする設定です。

  1. レイヤーダイアログで、光の効果を入れたい新しいレイヤーを作成します。

  2. レイヤーの「モード」を「標準」から「スクリーン」に変更します。

  3. このレイヤーに色をのせると、下のレイヤーと合わさって明るく光るように見えます。

注意点として、黒(RGB:0,0,0)で塗った部分は透明になり、見た目に影響を与えません。

逆に、白に近い色ほど強く光り、最終的には白に近づいていきます。


ハイライトを自然に見せる色選び

真っ白で塗るよりも、環境に合わせた色を選ぶのがリアリティを出すポイントです。

  1. 太陽の光なら薄い黄色やオレンジ、月明かりなら薄い青色を選択します。

  2. スクリーンモードは下の色と混ざるため、少し彩度のある色を選ぶと色が綺麗に響き合います。

  3. ブラシで優しくなぞるだけで、その部分だけ光が当たっているような効果が得られます。

アイデアとして、金属や髪の天使の輪を描く際に、ベースの色よりも少し明るい同系色をスクリーンで重ねると、質感が格段に向上します。


不透明度とぼかしで光の拡散を表現する

光が強く当たりすぎて白飛びしてしまうのを防ぎ、柔らかな光を作る方法です。

  1. レイヤーダイアログの「不透明度」を30%〜50%程度まで下げて、なじみ具合を確認します。

  2. 境界線がくっきりしすぎている場合は、「フィルター」メニューの「ぼかし」から「ガウスぼかし」を適用します。

  3. 光が周囲に漏れ出しているような、いわゆる「グロー効果」が簡単に作れます。

注意点として、不透明度が高すぎると、色が飽和してしまい細かなディテールが消えてしまうことがあります。


逆光やエフェクトへの応用テクニック

キャラクターの輪郭を光らせたり、魔法のような演出を加える手順です。

  1. キャラクターのレイヤーの上にスクリーンレイヤーを作成します。

  2. 輪郭に沿って、細いブラシで明るい色を入れます。

  3. さらにその外側を、大きな柔らかいブラシで薄く塗ることで、空気が光っているような逆光表現になります。

アイデアとして、暗い夜景の写真にスクリーンモードで描いた小さな白い点を重ね、大きくぼかすことで、レンズのゴミ(オーブ)や幻想的な塵が舞っているような演出も可能です。


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