「Expresii」にじみ方を変更したい【T】
拡散パラメータを調整して広がりを変える
「Expresii」では、色が紙の上をどの程度広がっていくかを数値で調整できます。
この設定を変えることで、にじみの「足」の長さをコントロールすることが可能です。
拡散(Diffusion)の数値を大きくして、色が遠くまで広がるようにします。
逆に数値を小さく抑えることで、にじみの範囲を限定的にします。
シミュレーションの実行中に数値を動かし、リアルタイムで変化を確認します。
注意点として、拡散を強くしすぎると、せっかく描いた形がすぐに崩れてぼやけてしまうことがあります。
色の広がりが止まるタイミングを見計らって乾燥させるか、設定を少しずつ戻して調整するようにしてください。
紙の吸水性と表面張力を操作する
にじみ方は、筆の設定だけでなく「紙」の状態にも左右されます。
紙がどれだけ水を吸い込むか、または水が表面でどれだけ踏みとどまるかを変えることで、質感が劇的に変化します。
ペーパー設定から吸水性(Absorbency)を高め、紙の奥へ色が沈むようにします。
表面張力(Surface Tension)を調整し、色の境界線が丸くなるようにします。
紙のテクスチャを粗くして、にじみが不規則に広がるように仕向けます。
アドバイスとして、吸水性をあえて低めに設定しておくと、水が紙の上で長時間「たまり」として残り、後から別の色を落とした時にダイナミックな混色が発生しやすくなるので非常におすすめです。
筆に含まれる水分の量を微調整する
にじみの直接的な原因となるのは、筆から紙に供給される水分の量です。
この量を一筆ごとに細かく変えることで、場所によってにじみの強さを変えることができます。
筆の水分設定(Water Amount)を増やして、多量の水で色を運びます。
水分を減らして、にじみを最小限に抑えたシャープな線を描きます。
描画後の「にじませ(Bleed)」機能を使い、後から部分的に水を足します。
注意点として、水分を大量に供給したままシミュレーションを放置すると、キャンバス全体に色が流れてしまうことがあります。
必要に応じてシミュレーションの一時停止ボタンを活用し、理想的なにじみの形をキープするようにしましょう。
