「Expresii」ブラシで描いたものを乾かしたい【T】

「Expresii」で描画を行う際、水と墨が動き続ける時間は非常に魅力的ですが、時にはその動きを止めて形を固定する必要があります。


このソフトでは、紙の上の水分が時間とともに自然に引いていくプロセスが再現されていますが、デジタルならではの機能として、任意のタイミングで強制的に「乾燥」させることも可能です。

にじみが広がりすぎるのを防いだり、上から別の色を塗り重ねるための土台を作ったりと、乾燥のタイミングをコントロールすることは、作品の完成度を左右する重要な鍵となります。

自分の理想とする状態を逃さず定着させるための助けになるかもしれません。

自然乾燥と強制乾燥を使い分ける

「Expresii」には、時間の経過とともに水分が失われる自然なプロセスと、ショートカット一つで水分をゼロにする強制的な機能の二種類があります。

  • 画面上で色が動いている最中に「乾燥」ボタンを押し、その瞬間の形を固定します。

  • シミュレーションの速度設定を確認し、自然に乾くまでの時間を調整します。

  • 部分的に水分を残したい場合は、乾燥機能を使わずにそのまま放置します。

注意点として、一度強制的に乾燥させてしまうと、その場所で再び色を混ぜ合わせることはできなくなります。

にじみの美しさを活かしたいのか、シャープな形を残したいのかによって、ボタンを押すタイミングを慎重に見極める必要があります。


キーボードショートカットで瞬時に固定する

流体シミュレーションは常に動いているため、マウス操作でボタンを探している間ににじみが広がってしまうことがあります。

瞬時の判断を反映させるには、ショートカットの活用が不可欠です。

  1. 乾燥機能(Dry)に割り当てられたキーを把握します。

  2. 利き手で筆を動かしながら、反対の手を常にキーボードに置いておきます。

  3. 理想のにじみ具合になった瞬間にキーを叩き、動きを止めます。

アドバイスとして、シミュレーションの一時停止機能と乾燥機能を組み合わせることで、形をじっくり確認してから乾燥させるかどうかを決められるようになるので非常におすすめです。


レイヤーのような重なりを作るための乾燥

アナログの水墨画における「積墨」のように、乾いた色の上に新しい色を乗せることで、独特の透明感や奥行きを生み出すことができます。

  • 一層目の描画が終わったら、完全に乾燥させてから次の筆を入れます。

  • 下の色が溶け出さないことを確認し、新しい墨を薄く重ねていきます。

  • 何度も「描く、乾かす」を繰り返して、色の深みを構築します。

注意点として、完全に乾燥した後の層は、水を含んだ筆で上からなぞっても簡単には再溶解しません。

デジタルレイヤーのように後から個別に消去することが難しいため、一筆ごとに完成形をイメージしながら進めることが、失敗を防ぐ助けになるかもしれません。


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