「気になるアプリ」Expresiiで水彩画を試してみよう
一度はパソコンで水彩画が描けたら良いのになぁと考えたことがありませんか?そんなあなたの希望を叶える「Expresii」というアプリケーションがありまして、パソコンで水彩画を描くことができます。
実は、個人的には初期リリースの頃から使用していたのですが、投稿記事にしていなかったなと思い、今回記事にしてみました。
「Expresii」は、水彩画特有のインクが滲んで行く様子も再現されており、この滲んでいく様子を見るだけでも、面白いと感じますよ。
Expresiiをダウンロードする
英語のページですが、ページ上部にある「Download」から、ダウンロードができます。
また、Microsoft Storeからもダウンロードできます。
- 【外部URL】http://www.expresii.com/
無料版も提供されており、試しに一度使ってみてはいかがでしょうか。
有料版は、およそ55ドルとなっており、Microsoft Storeでは、日本円でおよそ7600円となっています。
Windows11の対応状況
個人的に「Espresii」の起動テストを行いましたが、特に問題なく使用できています。
最新バージョンは、v.2021.10.30となっており、こちらのバージョンでWindows11上で起動を確認しています。
また、ドローイングも問題なく出来ていますので、現状安心して利用できるものと思われます。
ちなみに、この記事のヘッダー画像は、Windows11にアップグレード後、「Expresii」で描いたもので製作したものです。
Expresiiを起動する
「Expresii」を起動すると、キャンパスと右側にメニューが表示されます。左側には、丸いアイコンが縦に並んでおり、ショートカットとして利用できます。
キャンパスの設定を変更する
実際のところは、調整しながら、描いてみるのが早いでしょう。
キャンパスのサイズ、傾斜を変更する
フォーマットの下には、「水分/傾斜」のメニューがあり、キャンパスの傾きを変更することができます。
上の画像内の中央のキャンパスをドラッグすると、キャンパスの傾きを調整でき、インクの流れ方が変化します。
また、右側にある水滴のアイコンをクリックすると、水分量を変更でき、乾いていないインクであれば、インクに水分が追加され、キャンパスに広がっていきます。
また水分の調整ができ、水分によって滲み方が変化します。
水分が少なければ、掠れた表現になり、多くなるほどに、着色したところから、インクが広がっていきます。
レイヤーを使う
Expresiiでも、レイヤーを使うことができますが、レイヤーの数には制限があります。また、レイヤーの使い方も独特であり、若干違和感を感じる場合があります。
ただ、分かってしまえば、それほど難しいものではなく、説明がなくても直感的にわかるかもしれません。
「参照画像」は、外部の画像を透過させて、下絵のように使用することができます。
レイヤーでは、常に一番上のレイヤーに描画することができ、右側にある「上下の矢印」でレイヤー位置を変更できます。
別のレイヤーに描画したい場合は、「上下の矢印」で下のレイヤーへ送り、一番上のレイヤーに新たに描画していく使い方になります。
また、左側のゲージは、レイヤーの不透明度を変更できます。
ブラシの設定を変更する
ブラシのサイズを変更するには、メニュー・ウィンドウの「絵筆」で行います。
下の画像にある「サイズ」にあるゲージを上げていくことで、サイズを大きくすることができます。
モードを変更することで、消しゴム、スプレーなどに切り替えることができます。
さらに、下の設定では、ブラシの形状を変更させることができ、筆の硬さ、粗さなども変更できます。
ブラシの色を変更する
ブラシの色を変更するには、メニューにある「色」で変更します。
予め、プリセットが用意されており、切り替えることですぐに色を変更することもできます。
さらに、下のカラーパレットで色を変更することができます。しかし、このカラー変更は独特であり、簡単に言うと、グラデーションで扱うものになります。
例えば、最初に少し長めに「黒」を選択し、「色」のゲージがどんどん黒くなっていきます。次に、少し長めに「青」を選択すると、「色」のゲージに青が追加されていきます。
ブラシを使ってみると、こんな感じです。
試してみると、とても面白いので、この色の変化はオリジナリティ溢れる色彩表現ができる可能性を秘めていると感じる事でしょう。
描いたものを乾燥させる
キャンパスの左側に、良く見ると、ドライヤーのアイコンがあるのがわかるでしょうか。
このアイコンをクリックすると、即座に描画したものを乾燥させ、キャンパスに定着させることができます。つまり、他のブラシの影響を受けなくなり、透明水彩特有の色を重ねる事ができます。
最後に、メニューには、「設定」もあるのですが、簡単に説明すると、ファイルの保存、開くなど、ウィンドウの設定、ペンタブの設定など、様々な設定があります。
情報量がたくさんありすぎるので、今回は割愛させていただきます。