「Illustrator」フリーグラデーションで鮮やかなグラフィックを作ってみたい

Illustratorでグラデーションができるのはご存じの方も多いと思うのですが、フリーグラデーションと言うものをご存じでしょうか?


Illustratorには、「線形グラデーション」「円形グラデーション」そして「フリーグラデーション」と言うものがあります。

「フリーグラデーション」では、下の画像のようなグラデーションが行えます。


不規則な、グラデーションのせいか、若干立体感があるようにも見えますね。

今まで使ったことが無かったという方もいるかと思うので、この機会に使ってみてはいかがでしょうか。

使い方はとても簡単ですので、やり方を説明していきたいと思います。


グラデーションツールを選択する

まずは、ツールにある「グラデーションツール」を選択します。


「グラデーションツール」を選択したまま、「グラデーション」ウィンドウを開きます。


「グラデーション」ウィンドウにある「種類」に3つのアイコンがあります。
左から、「線形グラデーション」「円形グラデーション」「フリーグラデーション」となっています。


フリーグラデーションを使ってみる

「グラデーション」ウィンドウで、「フリーグラデーション」のアイコンをクリックすると、下に「描画」と表示され、「ポイント」「ライン」と2つが表示されます。

今回は「ライン」を選択します。


さらに「カラー分岐点」と言うものが表示されていますが、最初の色が設定された状態で、グラフィックにも同じように「◎」が表示されています。この「◎」が色の分岐点になっており、「◎」から放射状に色が描画されます。

そして、「描画」で「ライン」を設定しているので、「◎」から線が伸びているのがわかるかと思いますが、線を伸ばして、下の画像のように、円を描くように描画していきます。


今回は、4つの分岐点を追加しましたが、お好みで数を増やしたり、減らしたりしてください。この「フリーグラデーション」のラインは、線ツールを使う時のように、描画していきます。

分岐点は、下の画像のように、位置を動かすことができるので、まずは分岐点を試しに置いてみても良いでしょう。


ここまでは、グラフィックに追加した分岐点毎に、色を設定していないので、変化がない状態です。


分岐点を選択して色を変更する

グラフィック上の分岐点を選択し、「カラー分岐点」の「◎」をダブルクリックするか、「カラー」から色を選択します。


上の画像では、CMYKで表示されていますが、RGB色でも選択ができます。
他の3つの分岐点も同様に、色を変更していくと、下の画像のようなグラフィックになっていきます。


色合いや、分岐点の位置によっては、また鮮やかで綺麗なグラフィックになることでしょう。

興味がありましたら、試してみてください。

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