「Expresii」初期設定を済ませて描き始めたい【T】


「Expresii」を立ち上げると、そのシンプルで独特な画面構成に、まずはどこから触ればよいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。


このアプリは、一般的なペイントソフトというよりも「デジタル上の写生室」のような空間であり、描き始める前に自分のペンやデバイスに合わせた調整をしておくことが、心地よく筆を走らせるための第一歩となります。

せっかくのリアルな流体シミュレーションも、設定が自分に合っていないと、思うようににじみが作れなかったり、筆の動きが重く感じられたりして、楽しさが半減してしまいますよね。

最初にいくつかの重要な項目をチェックしておくことで、まるで本物の紙と筆を前にしているような、没入感のある制作環境を作るお手伝いができるかもしれません。

まずは、描き始めるための準備を一緒に整えていきましょう。

ペンの筆圧と傾き検知を有効にする

「Expresii」のポテンシャルを最大限に引き出すためには、スタイラスペンの設定が不可欠です。

  • 画面上の設定アイコン(歯車のマーク)から、入力デバイスの設定パネルを開く

  • 使用しているペンの筆圧感知が正しく反応しているか、テスト用のエリアで確認する

  • 筆の「傾き」によって描画の太さが変わるよう、チルト機能が有効になっているかチェックする

注意点として お使いのタブレットドライバ側で「Windows Ink」などの設定が無効になっていると、アプリ側で筆圧や傾きを認識できないことがあります。

もし線が一定の太さのまま変わらない場合は、ドライバ側の設定もあわせて確認してみてください。


キャンバスの解像度と紙の質感を選ぶ

描き始める土台となる、デジタル和紙の性質を決定します。

  1. 新規作成メニューから、用途に合わせたキャンバスサイズ(ピクセル数)を指定する

  2. 紙のテクスチャ(表面の凸凹)や、水の吸い込みやすさをプリセットから選択する

  3. 画面を軽くスワイプして、キャンバスの向きや拡大率を操作しやすい位置に整える

アイデアとして 最初から大きな解像度を選びすぎると、墨のシミュレーションに負荷がかかり、動作が重くなることがあります。

まずは中程度のサイズから始めて、自分のデバイスでスムーズににじみが計算されるかどうかを試してみるのがおすすめです。


重力とデバイスの連動を設定する

墨を特定の方向に流すための「重力」を、どのように制御するかを決めます。

  • 画面上の重力インジケーターを確認し、現在はどの方向に「下」が設定されているか見る

  • タブレット本体を傾けることで墨を流したい場合は、加速度センサーとの連動をオンにする

  • 画面を固定して描きたい場合は、センサーをオフにし、画面上のコントローラーで手動で重力の向きを固定する

注意点として センサーをオンにしたまま膝の上などで描くと、少しデバイスが動くだけで意図しない方向に墨が流れてしまうことがあります。

机に置いてじっくり描くスタイルであれば、重力の方向を一定に固定しておいたほうが、にじみをコントロールしやすくなります。


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