「Blender」One Click Damageを使ってリアルな傷やへこみを一瞬で作りたい【T】
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「Blender」で廃墟や古代の遺跡などを制作する際、エッジを不規則に削ったり表面に傷を付けたりする作業は、手動で行うと非常に手間がかかります。
リアリティを追求するほど細かな造形が必要になりますが、そんなときに便利なのが「One Click Damage」というアドオンです。
対象のオブジェクトを選択してボタンを押すだけで、プロが作り込んだようなダメージ加工を自動で施してくれます。
この記事では、アドオンの導入から、作品の雰囲気に合わせて傷の具合をカスタマイズする手順までを紹介します。
One Click Damageでオブジェクトを加工する
アドオンをインストールした後、非常にシンプルな操作でダメージを追加できます。
ダメージを与えたいオブジェクトを選択した状態で、サイドバー(Nキー)の「OCD」タブを開きます
「Make Damage」ボタンをクリックします
オブジェクトの角や表面に不規則な削れが生成されます
注意点として、元の形状が非常に複雑な場合やメッシュが極端に粗い場合は、計算に時間がかかったり形状が崩れたりすることがあるため、事前にバックアップを取っておくと安心です。
傷の深さやノイズの細かさを調整する
「Make Damage」を実行した直後に左下に表示されるメニュー、またはサイドバーから詳細な設定を変更できます。
「Recall」スライダーを調整して、ダメージの全体的な強さを決めます
「Scale」の値を変更し、削れる部分の大きさや密度を調整します
「Seed」を切り替えて、ランダムな削れ方のパターンを変更します
アドバイスとして、あまり数値を大きくしすぎると元の形状が分からなくなってしまうため、少しずつ値を動かして「使い古された感」が出るポイントを探るのがコツです。
ダメージ加工を確定させる
納得のいく形状になったら、後から修正しやすいようにデータを整理しておきます。
オブジェクトのモディファイアープロパティを確認します
ダメージ加工は主に「ボロノイ」テクスチャなどを使ったモディファイアーで構成されています
他の編集を続ける場合は、必要に応じてモディファイアーを「適用」してメッシュを確定させます
注意点として、モディファイアーを適用してしまうと後から傷の深さを微調整することができなくなるため、形状が完全に決まるまでは適用せずに保持しておくことをおすすめします。
