「Blender」GeoCablesを使って簡単にケーブルを生成したい【T】

「Blender」でサイバーパンクな街並みや工場の内部などを作るとき、無数に張り巡らされた「ケーブル」は世界観を作る重要な要素です。


しかし、一本ずつカーブを引いて太さを設定し、重力で垂れ下がるように形を整える作業は、数が増えるほど膨大な時間がかかってしまいます。

そんな手間を解消してくれるのが、無料のアドオン「GeoCables」です。

このツールは最新のジオメトリノード技術をベースにしており、オブジェクトの表面をクリックしていくだけで、リアルな吊り下げケーブルを自動的に生成してくれます。

今回は、初心者でもすぐに使いこなせるGeoCablesの基本的な機能と、効率的な配線テクニックを紹介します。

クリック操作でケーブルを自由に配置する

GeoCablesを使えば、モデリングの知識がなくても直感的に配線作業が進められます。

  • Nパネルの「A-Tools」セクションにある「Create/Edit Cables」をクリックして描画モードを開始します

  • オブジェクトの表面をクリックして点(頂点)を配置していきます

  • 配置された点と点の間が、自動的に重力の影響を受けたような曲線で結ばれます

注意点として、点の配置を確定させる前に、視点を回転させて意図した場所に吸着しているか確認しながら進めるのがスムーズです。


ケーブルの太さや垂れ下がり具合を調整する

生成されたケーブルはプロシージャルなデータのため、後からいくらでも形状を変更できます。

  1. モディファイアープロパティにある「GeoCables」の設定項目を確認します

  2. 「Thickness(太さ)」を調整して、細いワイヤーから太いパイプまで変更します

  3. 「Slack(たるみ)」の数値を動かし、ピンと張った状態から地面に届くほどの垂れ下がりまでコントロールします

アドバイスとして、複数のケーブルを一度に選択して設定を変更することもできるため、シーン全体の配線の密度を統一するのも簡単です。


コネクタの追加とオブジェクトからの変換

さらにリアリティを高めるための高度な機能も標準で搭載されています。

  • 「Add Shipped Connectors」をクリックすると、ケーブルの末端に5種類のコネクタ(端子)を自動で追加できます

  • 既存のメッシュオブジェクトを選択して「Object to Cables」を実行すると、そのエッジをすべてケーブルに変換可能です

  • コネクタの向きや大きさも、設定パネルから一括で管理できます

注意点として、オブジェクトからの変換機能はメッシュが複雑すぎると処理が重くなることがあるため、シンプルな形状から試してみることをおすすめします。


ジオメトリノードによる非破壊編集のメリット

GeoCablesは完全に無料で公開されており、オープンソースの強みを活かした柔軟なカスタマイズが可能です。

  • メッシュを確定(アプライ)しない限り、いつでも配線のルートを変更できます

  • ジオメトリノードの知識がある方は、内部のノードを編集して自分専用の挙動にカスタマイズすることも可能です

  • アニメーション機能にも対応しており、ケーブルが風で揺れるような表現も簡単に行えます

アイデアとして、背景モデルだけでなくキャラクターの衣装の装飾など、工夫次第で活用の幅は無限に広がります。


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