「Blender」Light Linkingを使って特定のオブジェクトだけを照らしたい【T】
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特定のライトの影響範囲を限定する
「Light Linking」を設定すると、ライトごとに光を当てる対象をリストで管理できるようになります。
影響をコントロールしたい「ライト」を選択します
オブジェクトデータプロパティ(電球アイコン)にある「Shading」パネルを開きます
「Light Linking」の項目にある「New」をクリックして、受光オブジェクトのリスト(コレクション)を作成します
注意点として、リストを作成した直後は何も登録されていないため、光がどこにも当たらない状態になります。ここに対象を登録していく作業が必要です。
オブジェクトをドラッグ&ドロップで登録する
光を当てたいオブジェクトを、作成したリストの中に追加していきます。
アウトライナーから、光を当てたいオブジェクトを選択します
ライトプロパティ内の「Light Linking」リストへ、対象のオブジェクトをドラッグ&ドロップします
これにより、リストに入れたオブジェクトだけがそのライトに照らされるようになります
アドバイスとして、複数のオブジェクトをまとめた「コレクション」ごとリストに入れることもできるため、複雑なシーンでも一括で管理が可能です。
光を当てたくないものを除外する「Shadow Linking」
「Light Linking」の兄弟機能として、影の出方を制御する「Shadow Linking」も用意されています。
「Shadow Linking」パネルで同様の操作を行うと、特定のオブジェクトだけがそのライトの影を落とすように設定できます
逆に、特定のオブジェクトだけ影を作らせない(光を透過させる)といった演出も可能です
「Light Linking」と組み合わせることで、「光は当たるが影は落とさない」といった特殊な表現も自在です
注意点として、これらの機能は現在「Cycles」レンダーエンジンのみ対応しており、Eeveeでは動作しないため注意が必要です。
自由なライティングで画作りを追求するメリット
「Light Linking」を活用することで、現実では不可能な照明配置を戦略的に行えるようになります。
背景の雰囲気を壊さずに、メインの被写体(キャラクターなど)にだけ「リムライト」を足すことができます
部屋の中にたくさんのライトを配置しても、お互いの光が干渉して白飛びするのを防げます
物理的な正確さよりも「見栄え」を優先したいフォトリアルなレンダリングや、アニメ調の表現で威力を発揮します
アイデアとして、宝石や金属などの反射が重要なオブジェクトに対して、専用の「ハイライトを入れるためだけのライト」を用意し、他のオブジェクトには影響させないという使い方が非常におすすめです。
