「Animate」動画ファイルを書き出してみた
Adobe Animateでは動画の書き出しも行えますが、動画コンテンツ用にタイトルムービーを作ってみました。
Animateでは、モーショングラフィックスやアニメーションも作成できるアプリケーションで、動画ファイルの書き出しにも対応しています。
動画の内容については割愛し、動画ファイルの書き出し方法について、説明していきたいと思います。
タイムラインの長さ
今回は制作した動画は、5秒程度のものにしました。Animateではタイムラインの長さを秒数で、表示しないため、秒数を計算する必要があります。
また、タイムライン長さは同じでも、FPSによって、書き出される動画の長さも変わってきます。ちなみに、「30.00FPS」では、タイムラインの長さが「150フレーム」くらいで、動画は「5秒」程度に収まりました。
つまり、30.00FPSとは、1秒=30フレームの速さで、動画が流れると言うことですね。
動画ファイルの書き出し
Animateで動画ファイルを書き出す場合、ファイルにある「書き出し」から「ビデオ/メディアの書き出し」を選択して行います。
「ビデオ/メディアの書き出し」の上に、「ムービーの書き出し」がありますが、パッとこっちだと思って選択すると、違うので、注意しましょう。
「ムービーの書き出し」は、シーケンスファイルまたは、SWFを書き出すものです。
「ビデオ/メディアの書き出し」をクリックすると、ウィンドウが開き、必要な設定をして「書き出し」をクリックするだけです。
「範囲」では、「動画全体」を選択していますが、必要に応じて、「シーン」「時間」に変更すると良いでしょう。
「形式」では、書き出すファイルの形式を選択することができます。
「書き出し」をクリックすると、Adobe Media Encoderが起動します。(少し起動まで間があるかもしれませんので注意してください。)
Adobe Media Encoderが起動すると、画面の右上に下の画像のような「キュー」というメニューが表示され、そこにAnimateから書き出す予定のファイルパスが表示されています。
「キュー」のメニュー内に、再生ボタンのようなアイコンがあるので、クリックすると、選択したファイル形式で書き出されます。
再生ボタンをクリックするまで、ステータスは「準備完了」のままとなり、書き出しが完了するとステータスは「完了」に切り替わります。
Animateに画面を切り換えると、下の画像のようなメッセージが表示され、動画が書き出されているので、確認してください。
書き出される動画の長さにもよりますが、短い動画であれば、すぐに書き出しが完了します。
また、Animateで再編集を行い、再度動画ファイルの書き出しを行いたい場合は、Adobe Media Encoderの「キュー」に再度書き出しなおしたファイルパスが追加されるので、選択して、再生ボタンをクリックします。
ここまでで、Animateの動画ファイルの書き出しが完了しましたが、それほど難しいことはないので、まずはやってみるのが一番良いでしょう。
個人的には、これは始まりでしかないので、ここから動画(本編)と繋げて、一つの動画ファイルに完成させたいところです。