「InDesign」漢字にルビを振ってみる
InDesign(インデザイン)で漢字にルビ(ふりがな)を振りたいと考える方もいるかもしれませんが、あまりお勧めしません。
ルビを振る作業は、たいへん手間がかかります。
ルビを使用することができないわけではなく、とても労力のいる作業になるので、大量の文章にはお勧めできないと言う意味です。
特に、「文章」では漢字とひらがなが混在するため、ルビの位置調整が作業効率を阻害することでしょう。
テキストツールで文章を入力する
早速「漢字」にルビを振りたいと思いますが、テキストフレームを作成後、フレーム内に文章(漢字が含まれる)を入力します。
文章中の「漢字」を選択する
「漢字」だけを選択します。
次に、「コントロール」の右端にある「ハンバーガー・アイコン(三本線のアイコン)」をクリックします。
コントロールのメニューをクリック |
必ず、漢字を選択した状態で行ってください。テキストフレームを選択しただけでは、「ルビ」は変更できません。
「ルビ」というメニューがあるので、「ルビの位置と間隔...」(Ctrl + alt + R)をクリックします。
「ルビの位置と間隔...」をクリック |
「ルビ」ウィンドウが立ち上がります。
(ルビの位置と間隔以外の項目でも、同様の「ルビ」ウィンドウが開きます。)
下の画像のように、青く囲った「ルビ」の入力欄に、ふりがなを入力します。
種類、揃え、位置などの項目があるので、適宜選択して調整を行います。
左側のメニューで、さらにカスタマイズが可能で、色なども変更ができます。
複数の漢字がある場合は、漢字ごとにルビを振ります。
以下のように、ルビを振ることができました。
漢字ごとにルビを振る |
文章全体で「ルビ」を振ろうとすると、改行やレイアウト調整で要らぬ手間が増えてしまいますので、注意してください。(最悪ルビが消えます。)
下準備、必要最小限、限定的にルビを振るなど、計画的に行いましょう。