「Blender」モデリングにハーフトーンを使ってみたい

Blenderで漫画とかにも使われるスクリーントーンがありますが、ハーフトーンのマテリアルを作成して、スクリーントーンのように使ってみたいと思い、やってみました。


色々調べてみたところ、色々な方法でハーフトーンを試されている方がいて、先人の知識を参考に、自分好みのハーフトーンを探していましたが、ようやくこれかな?って言うものを見つけました。


ハーフトーンを試してみた

先人の知恵を複数試してみたところ、Blenderのバージョンによっては、追加したいノードが利用できなかったマテリアルの設定や、利用できるがマテリアルの設定が複雑であったりと、ザックリではありますが、拝見させてもらいながら、なんとか納得できるものを試してみました。

下のものが、今回試してみたハーフトーンのマテリアル・ノードです。
日本語と英語でキャプチャしてみました。

ハーフトーンのマテリアル・ノード(日本語)

ハーフトーンのマテリアル・ノード(英語)

試していく中で、どこを調整すると、どのようになるかも見てみたので、説明してみたいと思います。


ハーフトーンの大きさを変更する

上で試したマテリアル・ノードでは、以下の画像のようにハーフトーンに調整できました。
参考にした際には、網点が大きいと感じていたので、どの部分調整すれば変更できるのか。試しながら、マテリアル・ノードを構築していました。


「Texture Cordinate(テクスチャ座標)」→「Separate XYZ(XYZ分離)」の「X」と「Y」から、それぞれ「Wave Texture(波テクスチャ)」を追加していきます。


「Wave Texture(波テクスチャ)」にある「Scale(スケール)」が上の画像では「10」になっていますが、この値の数値を上げていくと、網点の大きさを小さくすることができます。

自分が試してみたところ、数値を「20」がちょうどいいと感じましたので、数値を上げてみました。

「Wave Texture(波テクスチャ)」の「Scale(スケール)」の数値は、両方同じ値にすることで、網点が正円になります。どちらか一方の値が異なると、楕円の形になっていきます。


網点の位置を調整する

理由は良くわからないのですが、以下の画像のようなノードを追加することで、網点の位置が変わりました。

「Substruct(減算)」の値を変更すると、網点が欠けていきます。


また、以下の画像のように、Substructの次に「Multiply(乗算)」をそれぞれ追加すると、ハーフトーンが変化するので、好みで追加してみるとよいでしょう。


「Multiply(乗算)」を追加すると、次のようなハーフトーンになります。


コッチも良いかもしれない。


ハーフトーンの強さを変更する

次のノードを追加することで、ハーフトーンの強さを変化させることができます。

Divide(除算)の値を変更することで、ハーフトーンの強さが変わるので、好みで調整します。


個人的には、「1.6から1.7」辺りが良さそうですが、数値を下げ過ぎると、ハーフトーンが消えてしまいます。また上げすぎると、本来なら明るくなる部分に、ハーフトーンが追加されていくようになるので、注意しましょう。


最後にハーフトーンを出力する

先に説明した「網点の位置を調整する」の最後にある「Gradient Texture」と、次にせつめいした「Divide」から、下の画像のように、「Multiply(乗算)」を追加します。


さらに、「ColorRamp」を追加して、最後に「Material Output」を追加します。

「ColorRamp」では「ease(イーズ)」にすることで、滑らかなハーフトーンが表現できますが、ぼけたようになります。

「Constant(一定)」に変更すると、ハーフトーンのコントラストがハッキリしたようになります。

この辺りも好みの設定になるかなと思うので、好みで変更してみるのが良いでしょう。


今回試してみたハーフトーンですが、個人的には水平に網点が追加されていくので、できれば、斜めに入るように、角度調整ができるようにしたいと考えています。しかしながら、そこまで至ることができませんでしたので、後日やり方がわかれば、更新してしたいと思います。



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