「Animate」矩形ツールで描画した図形の直角を丸めたい
Animateには、通常「矩形ツール」がツールに表示されていますが、この「矩形ツール」では、描画前に、角丸の半径を指定していなと、角丸の図形を描画することができません。
「矩形ツール」では、図形を描画した後に、簡単に角を丸くすることができません。
あとで変更したい場合は、「矩形プリミティブツール」を使う必要があります。
さて、「矩形ツール」では、描画前に角丸の半径を指定する必要がありますが、どのようにすれば良いでしょうか。
矩形ツールで角丸にしたい
ツールから「矩形ツール」を選択します。
次に「プロパティ」の「ツール」を表示します。
ツール・タブになっていると思うのですが、念のため確認してください。
スクロールしていくと、下の方に「矩形オプション」が表示されています。
「0」と表示されたままだと直角のままなので、数値を「10」と入力して、「矩形ツール」で図形を描画します。すると、四隅が角丸になった図形を描画することができます。
また、「矩形オプション」では、2つのアイコンを切り換えて、角を個別に丸くすることもできます。
「矩形ツール」で描画された図形・グラフィックは、分解されたような状態になっているため、扱い方を間違えると簡単に変形してしまうので、扱いに注意してください。
扱い方が難しいと感じたら、「矩形プリミティブツール」を使ってみるのもオススメです。
四隅の角を丸くしたい
図形を描画後に角を丸くしたい場合、「矩形プリミティブツール」で描いた図形(直角のある図形)の角を簡単に丸めることができます。まずは、ツールにある「矩形ツール」のアイコンを長押しし、上の画像のように、「矩形プリミティブツール」をクリックします。
下の画像のように、「矩形プリミティブツール」で、正方形を描画してみました。
「矩形プリミティブツール」で描画されたグラフィックは、Illustratorの図形ツールのように、線と塗りで描画され、簡単に色や線の太さも変更することができます。
Illustratorを使ったことがある方なら、「矩形プリミティブツール」のほうが使いやすいと感じるのではないでしょうか。
さて、角を丸くする方法ですが、「矩形プリミティブツール」で描画したグラフィックを選択したまま、「プロパティ」ウィンドウを確認します。
「プロパティ」内にある「オブジェクト」が選択されているのを確認し、下の方へスクロールしていくと、「矩形オプション」という項目が表示されているのがわかります。
まずは、上の画像のまま、「0」の数値を「10」に変更してみましょう。
数値「0」を「10」に変更すると、すぐに選択していたグラフィックの四隅が丸くなっているのがわかります。
「数値」を上げていくと、「数値」は角丸の半径の値で、正方形であれば、最終的には「円」になっていきます。
個別に角を丸くしたい
先ほど「矩形オプション」にアイコンが2つ表示されていましたが、もう一つのアイコンをクリックします。
「数値」の入力欄が4つになり、四隅毎に数値を変更できるようになります。
角丸にしたくない場合は、「0」と入力し、角丸にしたい個所に「10」と入力してみましょう。
右上の数値だけ、「10」と入力し、他は「0」のままにしてみました。
すると、選択していたグラフィックの右上だけが角丸になります。