「Blender」モデリングした物を破壊する

ちょこちょこBlenderでお勉強しながら、やり方をまとめていますが、ふとモデリングした物を破壊したような表現をどうやったらできるのだろうか。と思い、調べてやってみました。


アドオン「Cell Fracture」を使ってみる

Blenderにはアドオンとゆーものがありまして、その中に「Cell Fracture」と言うものがあり、簡単にモデリングを破壊されたように分割してくれます。

Blenderの「編集」から「プリファレンス」を開くと、以下のようなウィンドウが開きます。

プリファレンス - アドオン - Cell Fracture

アドオン内にある「Cell Fracture」を探して、チェックを入れ、ウィンドウを閉じます。

次に、破壊したいオブジェクトを選択したまま、以下の画像のように「オブジェクト」から「クイックエフェクト」にある「Cell Fracture」をクリックします。

オブジェクト - クイックエフェクト - Cell Fracture

「Cell Fracture」をクリックすると、以下のようなウィンドウが開くので、「ノイズ」や「Source Limit」などの数値を変更してみます。試しに変更せずに「OK」をクリックしてみても良いですが、おそらく期待するものにはならないでしょう。

Cell Fractureの設定を変更する

ちなみに、自分は「Source Limit」を「50」、「ノイズ」を「1.00」にしてみました。

以下のような感じに、破壊できました。あとは動かして、レイアウトするなりしてみましょう。

Cell Fractureを使ったオブジェクト

元の破壊前のオブジェクトを非表示にしておくのを忘れずに、削除しても良いかもしれません。

必要ない元のオブジェクトを非表示にする

目のアイコンをクリックさせ、目のアイコンが閉じたアイコンになれば、非表示になります。


物理演算を有効にしてみる

破壊されたオブジェクトの物理演算を有効にして、「リジッドボディ」を使ってみます。

まず、破壊されたオブジェクトの下に、大きめの平面のオブジェクトを追加します。

平面のオブジェクトを追加する

破壊されたオブジェクト(破片)を選択し、以下のように「リジッドボディ」を有効化します。
「アクティブ」となっている部分が重要です。

リジッドボディを有効にし、「アクティブ」にする

すべての破壊されたオブジェクト(破片)の「リジッドボディ」を有効化したら、次は平面のオブジェクトの「リジッドボディ」を有効化します。

以下の画像のように、タイプを「パッシブ」に変更します。「アクティブ」のままだと、落下していきます。
また、「リジッドボディ」を有効化しないと、破片がすり抜けてしまいます。

最初に追加した平面のオブジェクトは、破片の受け皿になります。

リジッドボディを有効にし、「パッシブ」にする



ここまで、設定できたら、「タイムライン」にある再生ボタンをクリックしてみましょう。

以下のように、崩れていくアニメーションが再生されます。

破壊されたオブジェクトが崩れていく

アニメーションさせてみたい場合は、試してみてください。
今回は平面で説明をしましたが、立体物に落としてみるのも面白いかもしれません。



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