「Illustrator」良く使うグラフィックをシンボル化する

「Illustrator」で以前作成したグラフィックをまた使いたい時、毎回作成しても構いませんが、作成したグラフィックを「シンボル」化することで、作成することなくグラフィックを再利用できます。

一度作ったグラフィックを、気付いたらもう一度作っていたりすることって、別に良いとは思いますが、過去に作ったグラフィックを再利用したりすれば、とても効率的だと思います。

「Illustrator」には、グラフィックをシンボル化することで、気軽に再利用することができます。

シンボル化するには

作成したグラフィックがあるという体で話を進めていきます。

ツールバーにある「ウィンドウ」から「シンボル」をクリックすると「シンボル」ウィンドウが開きます。

ツールバーにある「ウィンドウ」から「シンボル」をクリック

ウィンドウには、すでにいくつか画像がありますが、これらがシンボル化されたグラフィックになります。

「シンボル」ウィンドウが開く

このウィンドウ内に、作成したグラフィックをドラッグアンドドロップすることで、シンボル化できます。

ダイナミックシンボルとは

シンボル化する際、「ダイナミックシンボル」と「スタティックシンボル」の選択をすることになります。

「ダイナミックシンボル」と「スタティックシンボル」の選択をする

「ダイナミックシンボル」でシンボル化したグラフィックを「ダイレクト選択ツール」で選択した場合、色の変更が可能です。

また、アンカーポイントの位置変更などもできるので、特に何も考えずに「ダイナミックシンボル」を選択しておけば、問題ないです。

ちなみに、ダイナミックシンボルでシンボル化されたグラフィックは、サムネイルに「＋」が表示されます。

ダイナミックシンボルの変更方法

ウィンドウ内にある「ダイナミックシンボル」でシンボル化したグラフィックをダブルクリックする。またはドラッグアンドドロップして配置した後に、ダブルクリックすることで、色の変更行うことができます。

変更を行うと、ウィンドウ内のシンボルも変更されるので注意して、計画的に行いましょう。

スタティックシンボルとは

スタティックシンボルでは、色の変更やアンカーポイントの位置変更ができません。ただし、拡大縮小はできます。

難点は後々修正することがある場合、修正しにくい点です。

スタティックシンボルでは、サムネイルに「＋」は表示されません。

ムービークリップとグラフィックの違い

シンボル化する際に、メッセージが記載されていますが、「Illustrator」においては特に違いはありません。

ただし「Animate」で流用することがある場合は検討しましょう。

シンボル化したグラフィックを配置する

シンボル化したグラフィックは、「シンボル」ウィンドウから、ドラッグアンドドロップするだけです。

とても簡単ですね。

また、Illustratorには、初めからシンボル化されたグラフィックが豊富に用意されています。ウィンドウの下段・左端にあるアイコンをクリックするとウィンドウが開くので同様にドラッグアンドドロップして配置することができます。