「メディバンペイント」レイヤーを使ってハーフトーン(スクリーントーン)を使用する

メディバンペイントを使ってて、ハーフトーン(スクリーントーン)を貼りたいけど、どうやって良いかわからないことはありませんか?


フィルタで、ハーフトーンにするとか。。。そんなことはできません。

実は、レイヤーで設定を行う必要がありますが、できるレイヤーとできないレイヤーがありますので、その辺りを説明していきます。


レイヤーを追加する

レイヤーウィンドウの最下部に、レイヤーを追加するアイコンが複数あるのを確認してください。



ハーフトーンを使用するためには、上のアイコンにある「8」と表示されたアイコンと、「+」と表示されたアイコンがあり、この二つのレイヤーを追加するアイコンをクリックすることで、ハーフトーンを使用できるレイヤーを追加することができます。



「レイヤーの追加(8bpp)」を使用する

「8」と表示されたレイヤーの「8」とは、「8bit」のことを意味しています。

このレイヤーは、以下のような特徴を持っています。
・ファイルサイズが軽くできる。
・1色だけしか選択使用できない。
・透明度は使うことができる。


ちなみに、「1」と表示されたレイヤーは「1bit」のことを意味しています。

「1bitレイヤー」は、以下のような特徴を持っています。
・ファイルサイズが8bitよりも小さくできる。
・線がギザギザになる。
・1色だけしか選択使用できない。
・透明度は使用できない。

今回、ハーフトーンを扱うためには、1bitレイヤーは使用できません。
そんなわけで、「レイヤーの追加(8bpp)」のアイコンをクリックして、レイヤーを追加します。

「レイヤーの追加(8bpp)」のアイコンをクリック


アイコンをクリックすると、レイヤーが追加されます。追加されたレイヤーにある「歯車」アイコンをクリックします。

レイヤーにある「歯車」アイコンをクリック


「歯車」アイコンをクリックすると、レイヤー属性・ウィンドウが開きます。

「ハーフトーン」を「アミ点」に変更する


上の画像のように、「ハーフトーン」と言う項目がありますので、「ハーフトーン化しない」をクリックし、「アミ点」に変更します。

アミ点を選択する


ハーフトーンの下に「60」と表示され、「線」と隣に表示されていますが、数値を小さくするとアミ点が大きくなりますので、お好みで調整してください。

「トーンの濃さを固定」にチェックを入れると、グラデーションの効果が消え、指定された数値(%)の濃度で、ハーフトーンが描画されます。こちらもお好みで設定してください。

以上の設定で、追加されたレイヤーはトーンを使用するためのレイヤーとして、追加されました。トーンの大きさが異なる場合は、新たにレイヤーを追加すると良いでしょう。



「レイヤーの追加(ハーフトーン)」を使用する

「レイヤーの追加(ハーフトーン)」でも「レイヤーの追加(8bpp)」と同様にハーフトーンが使用できます。

若干、手順が異なるだけで、やることは一緒です。

レイヤーウィンドウの最下部にある「+」の表示されたアイコンから「レイヤーの追加(ハーフトーン)」をクリックします。

レイヤーの追加(ハーフトーン)をクリック


クリックすると、「ハーフトーン」のダイアログが表示され、「レイヤーの追加(8bpp)」でも説明したように、ハーフトーンの設定を行います。

ハーフトーンの設定をする


設定ができたら、「OK」をクリックし、レイヤーが追加されます。

「レイヤーの追加(8bpp)」と「レイヤーの追加(ハーフトーン)」で追加されたレイヤーは、共にレイヤーウィンドウの各レイヤーの横にある「歯車」アイコンをクリックすることで、設定を変更しなおすことができます。



ハーフトーンレイヤーの使用方法

ハーフトーンを設定したレイヤーを使う方法として、部分的にハーフトーンを使用したいことが多いかと思います。

その場合は、「投げ縄選択ツール」「選択範囲ツール」「自動選択ツール」などで、ハーフトーンを使用したい個所を選択します。

選択範囲ツールで部分選択する


選択した箇所に、「バケツツール」「グラデーションツール」「ペンツール」などで描画すれば、はみ出さずにトーンを描画させることができます。

使用方法に正解はありませんので、あくまで参考程度の説明となります。



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