「Blender」オブジェクトに穴を開ける方法
Blenderのモデリングで穴を開けたいと考えることはないでしょうか。
世間では「ブチ穴」と言うやつですね。(違います。)
Blenderには、押し出しなどで凹ませて、穴を開ける方法もありますが、オブジェクト同士を重ねた部分を削り落とすことができます。逆に結合することもできますが、今回は削り落とすほうを説明していきます。
オブジェクトを用意する
まずは、穴を開けたいオブジェクトを用意します。
今回は、わかりやすいようにキューブにしました。
キューブを用意する |
このキューブに貫通した穴を開けます。
穴を開けるためのオブジェクトを用意する
次に、穴を開けるために必要になるオブジェクトを用意します。
今回は、円柱にしておきます。
円柱をキューブに貫通させておく |
円柱は、最初に用意したキューブを貫通するように配置しておきます。
モディファイアーでブーリアンを使う
最初に用意したキューブを選択し、「モディファイアー」で「ブーリアン」を適用させます。
モディファイアーを追加をクリックする |
モディファイアーにあるブーリアンをクリックする |
以下の画像のように、設定します。
ブーリアンで設定をする |
「差分」にした後、「オブジェクト」で「円柱」を選択します。
スポイトのアイコンをクリックして、円柱のオブジェクトをクリックしても選択できます。
「ソルバー」を「高速」にしていますが「正確」で良いです。
(ソルバーの選択によって、綺麗に処理されない場合がありますので、高速と正確を切り替えてみてください。)
オブジェクトを非表示にする
ブーリアンを適用させても、編集画面では変化がわからないでしょう。
貫通して穴が開いてるが、この状態ではわかりにくい |
「アウトライナー」で「円柱」を選択し、非表示にします。
目のアイコンをクリックして閉じた状態にすると非表示になる |
非表示にすると、円形に貫通したキューブの出来上がりです。
キューブが貫通した |
上から見下ろすと、こんな感じに穴が貫通しています。
貫通したキューブを見下ろして確認 |
先ほど、円柱を非表示にしましたが、レンダリング時には表示されてしまうので、注意してください。
レンダリング時に表示させないようにする場合は、以下の画像のように、右上にある「Filter」をクリックし、「カメラ」のアイコンをクリックして、アウトライナーにひょうじさせます。
フィルターでアウトライナーにレンダーのアイコンを表示させる |
この「カメラ」のアイコンを、アウトライナーでクリックし、無効化させると、レンダリングで非表示になります。下の画像は、円柱のレンダリングが無効化された状態です。
レンダリングを無効化させる |
ブーリアンにある「カメラ」のアイコンの横にある「逆三角」のアイコンをクリックし、適用させてしまえば、円柱は要らないので、削除しても構いません。
ブーリアンを適用させる |