「InDesign」ブックファイル(.indb)って何?

InDesignは小冊子やマニュアルなどのページ数の多い文書を編集できるアプリケーションですが、ページ数が増えるとその分、1人では作業ができなくなってくる場合があります。

例えば、1000ページにも及ぶ編集を一人で短納期で作業をしなくてはいけないなんてことがあったら、誰かと手分けして作業したいですよね。

InDesignのブックは、手分けして作業する際に、とても便利なファイルになりますので、説明していきます。




新規ブックを開く

InDesignを起動後、ファイルで新規ブックを開きます。

この「ブック」を開くと、「ブック」ウィンドウが開くのですが、何も表示されていません。

ブックは空になっている


実は、この「ブック(.indb)」に、複数の「ドキュメント(.indd)」ファイルを追加することができます。

追加するには、ウィンドウの下部にある「+」で選択するか。フォルダからドラッグアンドドロップでも追加することができます。

例えば、ドキュメントファイルが1000ページのものであれば、100ページずつに分割させて、10個のドキュメントファイルにし、「ブック」に追加することができれば、1000ページのドキュメントファイルと同等のことができるわけです。


さらに、ドキュメントファイルは100ページ毎に分割してあるので、Aさんに1~100をお願いし、Bさんに101~200の編集をお願いするようなことができます。


もちろん、1人で1000ページの編集しても構いません。実際、自分は1000ページ編集したことがあります。しかも7言語。




ページ番号はどうなる?

さて、複数のドキュメントファイルをブックに追加したは良いものの。ページ番号はどうなるの?と思うでしょう。心配する必要はありません。

複数のドキュメントファイルをまたいで、ページ番号を振ることができます。


ウィンドウ下部にある「+」をクリックして追加する

上の画像のように、ドキュメントファイル(10ページ毎にしてあります)を追加すると、ページ番号が右側に表示されています。

予め、ページ番号を振ってあるドキュメントファイルではどのようになっているかと言うと、二つのドキュメントファイルを開いたものを下に表示します。


二つのドキュメントでページが跨がれている

左側が最初のドキュメントファイルの最後のページです。ページ番号が「10」と表示されています。右側が次のドキュメントファイルの最初のページで、ページ番号が「11」と表示されて、ページ番号が続いているのがわかります。



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