「Blender」オブジェトの穴を埋めたい!その時事故が起きた!

Blenderでモデリングしていると、間違えてオブジェクトに穴が開いてしまうなんてことありませんか?


必要なので穴を開けたという人もいるかとは思いますが、開けたは良いものの、塞ぐ方法がわからない!なんてことになっていませんか?

あああああ! そんな話をしていたら、穴が開いてしまいました!!どうしよおお!!


と言うわけで、穴を塞いでみましょう!



Edit Mode(編集モード)に切り替える

上の画像は、すでに編集モードになっていますが、編集モードに切り替えて、頂点、辺、面を選択できる状態にします。

今回は、「辺選択」モードで穴の「辺」を一つ選択してみましょう。


上の画像のように、「辺選択」で辺を選択しました。(白い線が、選択された辺です。)
「頂点選択」でも良いですが、今回の場合、「辺選択」のほうが選択するのがラクです。

分かってると思いますが、「面選択」は、今回使うことはありません。わかっているとは思いますが。


ループ選択を使う

上の画像のように「辺」を選択した状態で、「Select」→「Select Loops」→「Edge Loops」をクリックします。


すると、選択された「辺」に隣接する「辺」が選択され、穴を囲むように選択されます。


上の画像のように、新たに選択された「辺」がオレンジ色で選択された状態を示しています。(Blenderのテーマによって、選択された状態の色が異なる場合があります。)


面を追加する

上の画像のように、辺を選択した状態のまま、右クリックをして「Fill」を選択します。


「Fill」をクリックすると、下の画像のように、穴が塞がれます。



わーい!穴が塞がったあ!!・・・

良ーく見てみると、ちょっと納得いかない状態で、穴が塞がってしまいました。

元の形に戻したい!!と思っちゃいますよね。

今回の場合、比較的簡単なものなので、次の方法で元に戻すことができますが、複雑な形状では、簡単に綺麗にすることはできません。それはもう、貼って、切っての作業です。


綺麗に穴を塞ぎたい

今回の場合だけの方法です。大事な事なのでもう一度言いました。

塞がったところに追加された辺を以下の画像のように選択します。


上の画像の状態で、右クリックをして、細分化「Subdivide」をクリックします。


細分化すると、以下の画像のように、さらに辺が追加されます。
(少々見辛いかもしれません。)


おい!ふざけんな!!
まあまあ、落ち着いてください。

細分化で追加された辺を、下の画像のように選択します。


上の画像の状態のまま、「Scale」拡大縮小ツール(「S」キー)で、小さくしていきます。

すると・・・

おやおや?



おおお!
大体綺麗になりましたが、中心に頂点が集まってしまっているので、下の画像のように、「Toggle X-Ray」を有効化し、透過するようにした状態にします。

この方が選択しやすいのと、面で隠れた頂点も見えるので、おすすめですが、奥の方の頂点を間違えて選択しないように注意しましょう。


透過するようにした状態で、中心に集まった頂点をまとめて選択し、右クリックで「Merge Veritces」→「At Center」をクリックします。


すると、選択された頂点同士の中心に接合され、下の画像のように綺麗になりました。


今回は、比較的簡単な穴の塞ぎ方ですが、オブジェクトの形状によっては、もっと苦労する場合があります。

いきなり大量のメッシュでモデリングを行うより、メッシュの少ない状態から、モデリングを行うことで、穴を塞いだり、追加したりするほうが、工数を削ることができ、ラクです。



人気の投稿記事