「Blender」カメラ視点をモデリングに固定したまま回転させたい
モデリング位置は固定したまま、モデリングを中心にカメラの向きを固定させて、カメラはモデリングの周囲を回るんですよ。
やっとわかっていただけました?
え、まだわからない? ・・・ では、早速やってみます。
空のオブジェクトを追加する
モデリングしたものが既にある前提で説明していきます。
追加(Add)から、空のオブジェクト(Empty)を追加します。
空のオブジェクトの位置を、モデリングと同じ位置に、X軸、Y軸を揃えます。
この空のオブジェクトとカメラを親子の関係にしてい行くのですが、先にカメラの向きと位置を決めておきましょう。
カメラの向きと位置を決める
ここで設定するカメラの向きと位置は、アニメーションさせる際の最初の位置になります。
カメラを選択して、オブジェクト・プロパティで、「位置XYZ軸」と「カメラの向きXYZ軸」を調整します。
画面の右上辺りに、カメラのアイコンがあるので、クリックして視点をカメラ視点に切り替えます。
モデリングがカメラの枠に収まるように、位置と向きを決めます。
これで、カメラの最初の位置が決まりました。
カメラと空のオブジェクトを親子関係にする
カメラを選択して、「関係(Relation)」の「Parent」に、空のオブジェクトを選択して、表示させます。
空のオブジェクトを選択して、親子関係にすると、今回やりたいことになりませんので、注意してください。
タイムラインで空のオブジェクトを回転させる
空のオブジェクトを選択し、タイムラインを最初の位置(1)に移動します。
オブジェクト・プロパティのRotationでZ軸の右端に、南京錠のアイコンの隣にある「・」をクリックし、「◆」に変更します。
Z軸の回転の値の欄に色が付き、タイムラインに「黄色い◆マーカー」が追加されます。(最初の画像のようになります。)
これで、タイムラインの最初の回転の位置が決まりました。
次に、空のオブジェクトを選択したまま、タイムラインの最後(画像では50の位置)に、移動します。
最初と同じように、RotationのZ軸を360度回転させ、南京錠のアイコンの隣にある「・」をクリックし、「◆」に変更します。
これで、タイムラインの再生ボタンをクリックすると、空のオブジェクトが回転し、親子関係になったカメラも一緒に回転します。
モデリングを動かすアニメーションも良いですが、カメラを動かして、視点を変更するアニメーションもとても面白いので、色々試してみてください。