「Excel」エクセルでファイルを共有したい
Excel(エクセル)では、一つのファイルを他のユーザーが開いていると、誰かが開いていて、編集ができない。と言うことがあるかと思いますが、実は同時に編集することができるのをご存じでしょうか。
Excelの共有方法は、2つのやり方があります。
一つは、Excelウィンドウの右端ある「共有」ボタンから、共有する方法です。
もう一つは、「ブックの共有」で、共有する方法です。
おすすめする方法は、
共有ボタンから共有する
共有ボタンがあるから、こっちからやれば良いじゃない。と考える方もいるかもしれませんが、実はある条件がありまして、「OneDriveを使用する必要がある」「メールアドレスを入力する必要がある」など、サーバーでファイルを共有したい場合、使い道がないのです。
特に、企業の場合、機密情報などを扱っていることもあり、自社サーバー以外でファイル共有はしたくないというところもあるでしょう。
そんなわけで、「共有ボタン」は企業にお勤めの方には、いまいちな機能です。
個人や少数のチームなどでは、便利な機能なのです。
ブックの共有から共有する
おすすめする方法はこちらの「ブックの共有」です。
こちらの場合、サーバーで管理したファイルを共有することができます。
しかしながら、この「ブックの共有」どこから行えば良いのでしょうか。
実は、初期設定では「ブックの共有」はリボン(Excel上部にあるメニュー)に表示されていません。
次の手順で操作すれば、「ブックの共有」をExcel上部に表示させることができるので、説明していきます。
ブックの共有を使うための手順
Excelのリボン(上部)の「ファイル」をクリックし、「オプション」をクリックします。右側の「リボンユーザー設定」が「メイン タブ」になっていることを確認し、「校閲」選択します。
「新しいグループ」をクリックし、「新しいグループ(ユーザー設定)」が追加されたことを確認し、左側の「コマンドの選択」を「リボンにないコマンド」に変更し、「ブックの共有(レガシ)」を選択します。
※左側は「ブックの共有(レガシ)」を選択、右側は「新しいグループ(ユーザー設定)」を選択したままで、追加しないと、右側の「新しいグループ(ユーザー設定)」の下についかされないので、注意しましょう。
「新しいグループ(ユーザー設定)」を追加されず、選択もされていないと、以下のようなメッセージが表示され、追加できません。
中央にある「追加」をクリックすると、「新しいグループ(ユーザー設定)」に「ブックの共有(レガシ)」が追加されます。
「新しいグループ(ユーザー設定)」選択します。
「名前を変更」をクリックすると、以下のようなダイアログが表示されるので、分かりやすように「表示名」に「ブックの共有」に名前を変更します。
ここまで操作できたら、Excelのオプションの下部のある「OK」をクリックして、オプションを閉じます。
以下のように「ブックの共有」がリボンの「校閲」に表示されます。
追加された「ブックの共有」をクリックすると、以下のダイアログが表示されます。
「新しい共同編集機能ではなく、以前の共有ブック機能を使用します」にチェックを入れ、「OK」をクリックして、閉じます。
これで「ブックの共有」が使用可能になります。