「Excel」表を印刷範囲からはみ出さないように印刷したい

Excel（エクセル）は、デスクトップやタブレットなどの端末で、データを作成し閲覧するのに向いているアプリケーションだと個人的には思っています。

ですが、必要に応じて印刷する必要がある時がありますよね。

画面上で完結することを考えて作成されたエクセルシートのほとんどの場合、印刷を前提に作成していないことが多いため、急に印刷したものを求められりすると、印刷用紙に収まらず、1ページに収まる量なのに、2ページに跨いで印刷されてしまうなんなことはあったりしませんか。

実は、Excelでは印刷範囲を指定して印刷ができるのをご存じでしょうか。

ページレイアウトで表示する

次の画像は、説明用に作成したエクセルシートです。

左端と下端に、破線が表示されていますね。これはエクセルシートの右下にあるアイコンの「ページレイアウト」を一度クリックしたことで、印刷領域が表示されためです。

印刷時にどのように、印刷されるのか確認することができるので、印刷前にクリックしてみましょう。

「ページレイアウト」で表示すると、以下のように「表」が次のページに中途半端にはみ出しているのがわかります。

このまま印刷してしまうと、用紙がもったいないですし、見難いですよね。

印刷する際、印刷したい領域を1ページに収める方法を説明していきます。

最初に、印刷したい範囲を以下のように選択します。

次に、上のメニューにある「ページレイアウト」から「印刷範囲」をクリックし、「印刷範囲の設定」をクリックします。

「印刷範囲の設定」をクリック後、「ファイル」から「印刷」をクリックし、以下のように設定して、印刷を行います。

上の画像では、プリンターが「Microsoft Print to PDF」になっていますが、プリンターの指定を間違えないように、注意してください。

「設定」の項目にある一番上の「選択した部分を印刷」を選択します。さらに最下段にある「シートを1ページに印刷」を選択します。

この状態で、プレビュー画面を見ると、1ページに収まっていることが確認できると思います。

「用紙の向き」と「表」の幅の比率が一致していないと、1ページに収めることはできますが、「表」が小さく印刷されてしまう場合がありますので、用紙の向きを「横」にするなど、多少手を加える必要があります。

1ページに収めるだけでなく、見やすいかどうか。検討しながら調整し、印刷を行ってください。