「GIMP」GIMPでレイヤーを追加したりグループ化したい
GIMPを起動してたものの、レイヤーの場所がわからず、結局レイヤーを使わずにイラストを描いてたら、とても残念です。
この投稿記事では、GIMPでレイヤーを使う方法を説明していきます。
GIMPを起動して「新しい画像」を開く
GIMPを起動したら、ファイルにある「新しい画像」をクリックすると、白紙の画像が開きます。
以下のように、白紙の画像が開いたら、イラストやグラフィックが製作できますが、画面上に、レイヤーらしきものが見つかりません。
実は、上の画像の中に、すでにレイヤーがあるのですが、見逃してしまうくらいにわかりにくいかもしれません。
レイヤーを開く
GIMPを起動後、レイヤーはすでに開いているのですが、GIMP起動画面の右下に下の画像のようなアイコンがあるので、クリックするとレイヤーウィンドウが表示されます。
3つのアイコンが並んでおり、左端のアイコンです。
アイコンが見つけられない場合は、ツールバーの「ウィンドウ」にある「ドッキング可能なダイアログ」から「レイヤー」を選択すると表示されます。
レイヤーが表示されたでしょうか?
わかっちゃうと簡単ですよね。
ちなみに、ツールバーに「レイヤー」がありますが、そこではレイヤーの追加や削除を行うメニューが表示されます。
ここでもレイヤーの表示をできるようにしたら良いのにね。
レイヤーを追加する
レイヤー・ウィンドウが開いたら、新規にレイヤーを追加してみましょう。
下の画像のように、レイヤー・ウィンドウの下部にアイコンが並んでいます。
左端にあるアイコンをクリックすると、新規レイヤーの設定ダイアログが表示されます。
また、レイヤー・ウィンドウ内で右クリックすると、以下のようなメニューが表示され、「新しいレイヤーの追加」をクリックしても、同じように新規レイヤーのダイアログが表示されます。
新規レイヤーが追加される前に、下の画像のようなダイアログが表示され、「OK」をクリックすると、レイヤーが追加されます。
このダイアログで、レイヤーの設定を行うことができますが、「OK」をクリックした後も、追加されたレイヤーをダブルクリックすることで、ダイアログを再表示することもできます。
再表示されるダイアログは、以下のようになっており、「塗りつぶし色」の設定が表示されず、「塗りつぶし色」の設定を変更できません。
追加されたレイヤーが塗りつぶされて追加された場合、塗りつぶしを「透明」するには、レイヤーを選択したまま「Deleteキー」を押すことでレイヤー全体の塗りを消すことができます。
イラスト製作中に「Deleteキー」を押さないように注意しましょう。
塗りつぶされたレイヤーが追加されないようにする場合、「塗りつぶし色」にある「背景色」を「透明」に変更にし「OK」をクリックすれば、透明なレイヤーが追加されます。(初期設定では透明のはずです。)
レイヤーをグループ化する
追加されたレイヤーをグループ化するショートカットキーはありません。そもそも複数のレイヤーを選択することができません。「Shift」や「Ctrl」キーを押したままでも複数のレイヤー選択することができません。
そのため、「レイヤーグループ」と言うフォルダーのようなものを追加して、そこにドラッグアンドドロップで、レイヤーをフォルダーに追加する必要があります。
「レイヤーグループ」を追加するには、以下の画像のように、レイヤー・ウィンドウの下部にあるアイコンをクリックすることで、追加することができます。
また、レイヤー・ウィンドウ内で右クリックか、ツールバーにある「レイヤー」から「新しいレイヤーグループ」をクリックすることでも追加することができます。
追加されたレイヤーグループに、レイヤーをドラッグアンドドロップすると、以下のようなが状態になります。
レイヤーをクリックしたままドラッグすると、カーソルが変化するので、レイヤーグループの上でクリックを離すと、上の画像のようになります。
位置が悪いと、追加できないので、何度か試してみてください。基本的には他のグラフィックアプリケーションと同様の方法で追加できます。
今回は、レイヤーについて、基本的な操作を説明しました。レイヤーには「レイヤーマスク」なども追加したり、レイヤーの統合など、色々な機能がありますが、また別の投稿記事で、紹介と説明をしたいと思います。