「Blender」モデリングの辺を選択する方法

Blenderでモデリングする際、頂点、辺、面を選択することが頻繁にありますが、辺を選択する方法を説明していきたいと思います。


Blenderを初めて触る方向けに、今回は投稿記事を書いていこうと思います。右も左も分からなかった人が、プロモデラーになってくれることを祈りますです。
そんな私は自分はド素人ですけどね。

そもそも編集する方法もわからない方もいらっしゃると思いますので、編集モードに切り替えるところから説明していきます。


編集モードに切り替える

Blenderを触り始めたばかりだと、オブジェクトモードと編集モードの存在に気付かずにどうやったら良いのか。さっぱりわからず、起動したは良いものの何もできずに終わることもあるでしょう。

まずは、オブジェクトを選択したまま、「オブジェクトモードと「編集モード」を切り替える場所はここにあります。また、「Tab」キーでも切り替えることができるので、試してみてください。


切り替える毎に、選択したオブジェクトの表示も切り替わるのがわかるかと思います。



表示方法を切り換える

編集モードに切り替える方法がわかったら、次にオブジェクトの表示方法を切り換えます。
4つの表示方法があり、編集モードで操作がしやすい表示方法に切り替えます。


どれが一番良い表示方法とは言い切れず、時と場合によるので、編集モードで操作する際は、適した表示方法に切り替えましょう。

今回は、説明のため、左端のワイヤーフレームの表示に切り替えます。








選択方法を辺選択に切り替える

編集モードに切り替えると、選択方法を切り換えることができます。
頂点、辺、面の3つから切り替えることができ、今回は真ん中にある「辺」を選択して、操作を行います。


「Edit Mode」と表示されたとなりに3つのアイコンの中央「辺(Edge)」を選択した状態で、下の画像のように、「辺」を選択することができます。


「辺」選択の状態では、もちろん「頂点」「面」は選択できません。
ただし、位置を変更したり、することで、頂点の位置、面の大きさが変化はしますので、注意しましょう。


複数選択するやり方

複数の「辺」を選択するには、「Shift」または「Ctrl」キー押しながら、「辺」をクリックしていくことで、選択することができます。


下の画像の左下にある「カーソル」のようなアイコン「選択(Select Box)」ツールを長押しすると、選択方法を変更することもでき、囲むように選択することもできます。


「選択」ツールで、複数の「辺」囲んで選択する際には、下の画像の5つのアイコンを選択することで、選択の仕方が変わるので、状況に応じて試してみると良いでしょう。


上の画像のように、左から順番に説明しますが、実際には使ってみたほうが早いでしょう。
  • 1番目は、通常の選択方法で、囲って選択することができますが、続けて選択しようとすると、最初に選択したものは解除され、新たに選択したほうを優先します。
  • 2番目は、辺を続けて選択できます。
  • 3番目は、選択した辺を解除できます。
  • 4番目は、通常の選択方法と同様に選択することができ、選択していた辺を再度選択すると解除されます。
  • 5番目は、面を選択した状態以外の選択を解除します。
ちなみに、個人的にはあまり使用しません。


また、「面」を囲むように「辺」を選択すると、下の画像のように、「面」を選択した表示になります。


「辺」選択でも複数選択することで、「面」を選択したことと同じ状態になり、「押し出し」なども行えるようになります。


「辺」選択の状態でも、選択状態によっては、「面」選択にもなることを覚えておいてください。


ループ選択のやり方

選択方法の一つで、「ループ選択」と言うものがあります。
こちらは、正直、実際に使ったほうが本当に早いんですが、「Edit Mode」で、以下のように「辺」を選択します。


「Select」から「Select Loops」にある「Edge Loops」をクリックします。


「Edge Loops」をクリックすると、下の画像のように選択されます。


単純なモデリングであれば、選択方法として、使い道もあるかと思いますが、複雑なモデリングでは、期待どおりの選択にならない場合もあります。


リング選択のやり方

先ほどの「ループ選択」と同様に、使ってみたほうが早い選択方法の一つです。
使ってみたほうが早い理由は、モデリングによって選択のされ方、つまり結果が異なると言うことも一つの理由です。

下の画像のように「辺」を選択します。


「Select」から「Select Loops」にある「Edge Rings」をクリックします。


「Edge Rings」をクリックすると、下の画像のようになります。


こちらも、「Edge Loops」で説明したように、モデリングによって結果が異なりますので、実際に使ってみることをおススメしますが、複雑なモデリングでは、使い道があまりないかもしれません。


その他の選択方法

こちらはオマケですが、「頂点」「辺」「面」の選択方法共通で、以下の7つの選択・選択解除方法があります。


「All」では、すべて選択することができます。
「None」は、すべての選択を解除します。
「Invert」は、選択していたものがあれば選択解除され、選択してなかったものは選択されます。選択状態が反転するようなイメージです。

「Box Select」は、四角で囲むように選択することができます。
「Circle Select」は、カーソルが円になり、触れたものを選択します。
キャンセルは「Enter」キーを押します。

「Select Random」は、そのままランダムに選択されます。

「Checker Deselect」は、交互に選択されるもので、たとえば、「面」選択モードで、すべて選択した状態で「Checker Deselect」を使用すると、以下の画像のように選択されます。


「頂点」「辺」では、このようにはなりませんが、選択方法によって、規則性のある選択が行われます。


「頂点」「辺」「面」の選択で共通する選択方法もありますが、モデリングによっては「辺」選択でモデリングを行ったほうが良い場面もあると思いますので、試してみてください。



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