「アイビスペイント」Windows版が提供されてたので試してみた
スマホ向けでは、無料のアプリとして提供されていますが、Windows版は無料なのか。その点についても、記事にまとめて説明したいと思います。
さて、「アイビスペイント」には、有料版と無料版の2種類ありまして、無料版では「アイビスペイントX」と言う名前が付いています。有料版は「アイビスペイント」と「X(エックス)」が付いてるかどうかで判断が付くような名称となっています。
無料版と有料版では使える機能にも違いがあり、無料版では制限が掛かっていますが、普通に使う分には、十分な機能が備わっています。
「アイビスペイント」の公式サイトでも紹介されているので、ご利用をご検討の際は、一読しておくと良いでしょう。
ページ上部に「ダウンロード」リンクがあり、各デバイスのダウンロード方法が紹介されています。
Windows版は無料なの?
公式サイトからもダウンロードリンクが「Microsoft Store」からとなっていますが、公式サイトでは「体験版」と記載があります。
「Microsoft Store」では「無料」と表記されているので、導入方法が異なると、不親切な感じがあります。
結局のところ、「無料」で利用することができるのですが、「1日1時間」という利用制限があります。「1日1時間」という制限で、イラストを仕上げる訓練にはなるかもしれません。
イラスト製作を始めると、ウィンドウ上部に制限時間が表示されます。
有料版に切り替えるには、起動時に「購入する」を選択することで、購入手順の説明ページが開くので、手順に従って購入してみてください。
購入には、プロアドオン (買い切り)で2,350円と言うことです。
支払方法は、「Microsoft Store」経由になるようですので、ご注意ください。
スマホ・タブレット版を使うほうが良い?
個人的に感じたことですが、主にスマホ、タブレットをメインに使っている方であれば、Windows版は、あくまで最終的な仕上げの際に利用するのが良いのかなと感じました。
例えば、アイビスペイント(スマホ・タブレット)で、イラストのラフ・大まかにほぼ完成させ、ファイルをWindowsに共有・エクスポートし、別のアプリケーション(クリスタ、フォトショなど)を利用して、最終的に仕上げるのが良いかもしれません。
スマホ・タブレット版の良いところとしては、比較的安価に導入できるところでしょうか。
PCの場合、液タブや板タブと言われる入力デバイスを別途購入する必要があり、スマホ・タブレットの場合は、アプリさえあれば、すぐに利用が可能です。
もちろん、スタイラスは買う必要があるかもしれませんが、こちらも比較的安価で購入が可能です。
あくまで個人の感想ですので、アイビスペイントのみで最終的に仕上げることも決してダメではありません。こんな方法もありますよってレベルで、検討いただければと思います。
Windows版アイビスペイントを試してみる
「Microsoft Store」からダウンロードし、インストールが完了すると、すぐに利用が可能になります。
早速、「アイビスペイント」を起動してみると、比較的速くアプリケーションが起動すると感じました。
まずは「無料体験」をクリックして、始めてみます。
下の画像のようなメニューが表示されるので、「マイギャラリー」をクリックします。
「マイギャラリー」に移動すると、一番上に「+」のアイコンがあるので、クリックします。
今回は、「A4 150dpi」を選択しました。(キャンバスサイズを選択後、キャンバスが開くのですが、再度、無料体験・購入する案内のウィンドウが開きます。)
キャンバス選択後、以下のような画面に切り替わります。
スマホ・タブレット版をそのままPC版にしたようなUIなので、スマホ・タブレット版を長く利用された方には、利用しやすいのではないでしょうか。
初めて、起動した直後は、各メニューの説明ポップアップが表示されます。閉じた後は表示されなくなるので、不要であれば、閉じてしまいましょう。
上の画像のように、UIが格納された状態なので、キャンバスが広く使えるのがとても気持ちが良いです。絵だけに集中できるような感覚があります。
ブラシはわずかに遅延を感じる
「ブラシ」ツールの初期選択のブラシは入り抜きが初めから設定されていて描きやすいです。
個人的には、わずかに遅延する感じがします。気になる方はいるかもしれませんが、気にならない方もいるかもです。個人差やお使いの環境にもよるかもしれませんし、ブラシの設定にもよるかもしれません。
「Ctrl + Z」「Ctrl + Y」が利用できる
「Ctrl + Z」「Ctrl + Y」ショートカットキーで、元に戻すことができるのは、とても良いですね。
WindowsなどのデスクトップPCなどを利用されたことがある方なら、この機能は必須というくらいに必要だと感じるので、よく考えてくれてると感じました。
「ぼかし」「指先」ツール
個人的な体感ですが、スムーズに「ぼかし」や「指先」で馴染ませることができると感じました。
不満は特になく、むしろ使いやすいと感じます。
「Delete」「Back space」キーは使えない
キーボードの「Delete」「Back space」キーでは、キャンバスをクリアすることができないのが残念です。
レイヤーをクリアするには、「レイヤー」アイコンから「レイヤーのクリア」アイコンをクリックすることでクリアすることもできます。
キャンバスの右側上部あるアイコンから、「レイヤーのクリア」を選択することもできます。
この方法が、クリアしやすいと感じました。
若干の不満もありますが、無料版(1日1時間)でも、ちょっと絵を描きたい。アイビスペイントを試してみたい。と言う方に十分に描くことができると感じました。