「クリスタ」ベクター線の制御点を減らしたい

 「クリスタ(CLIP STUDIO PAINT PRO)」でベクターレイヤーを使用して、線を引くと「制御点」と言うものが連続で追加されますが、密集して使い難いことはありませんか?


ベクター線の良いところは、Adobe Illustratorのように、線を描いたあとから、線の形を調整することができる点です。

しかしながら、「制御点」が多く密集していると、凄く扱いにくくなってしまい、「制御点」を減らさないと、余計に時間が掛かってしまうことがあります。ベクタードローイングの良さを奪ってしまいますね。

そんなわけで、比較的簡単に「制御点」を減らす方法をご紹介したと思います。


制御点を確認する

ベクターレイヤーで描かれた線の「制御点」を確認してみましょう。
「制御点」を確認するには、「ツール」にある「制御点」ツールを選択し、ドローイングした線に、カーソルを重ねると表示されます。


他にも、「操作」ツールで確認することもでき、こちらの場合は、線をクリックして、選択した状態にする必要があります。(レイヤーを選択しても表示されません。)


ツールによって、挙動が異なるので注意しましょう。

さて、ツールを選択して、線を確認したところ、下の画像のように、連続した制御点が密集している箇所があります。


拡大すれば、扱いやすいのですが、この「制御点」を予め制御できれば、とても便利だと思うのですが、現状ではできないようです。おそらくドローイングの速度によって、密集具合が変化するように思えますが、相当早く描かないといけません。


制御点を減らしたい

ドローイング後の線の「制御点」を減らすには、ツールにある「線修正」ツールを使うことで、減らすことができます。


この「線修正」ツールを選択後、サブツールの「ベクター線単純化」が選択されていることを確認してください。


この状態で、「制御点」を減らしたい個所をなぞると、下の画像のように、「制御点」が減っていきます。


スッキリした状態になり、線の調整がしやすくなりました。


制御点を増やさないドローイングをしたい

通常のドローイングでは、線に「制御点」が密集した状態となりますが、ツールにある「図形」ツールを使うことで「制御点」が少ない線を引くことができます。


「図形」ツールは、サブツールで選択した「形状」によって、アイコンが変わるので注意してください。

「直線」で描画すれば、下の画像のように「制御点」が無い状態です。


まずは、「直線」で線を引き、曲線を出したいところに、「制御点」追加して、曲線を描いていくという方法もあります。


さらに言えば、「曲線」「ベジェ曲線」などを使用すれば、あらかじめ「制御点」を減らした線を描くこともできます。




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