「クリスタ」CLIP STUDIO PAINT PRO Ver.2.0 無期限版にバージョンアップしてみた

「CLIP STUDIO PAINT PRO(クリスタ)」をバージョン2.0にバージョンアップしてみました。


今回、バージョンアップしたきっかけは、ユーザー登録した際に、お知らせメールを受け取る設定にしていたおかげで、1200円(通常は5000円)でバージョンアップできるという期間限定の優待セールを知ったからです。

バージョン2.0にすることは出来ましたが、サブバージョン(2.X~以降)を利用するには、「PRO アップデートプラン」(¥1,100/年〜)の契約が必要になる。

正直、機能は必要最低限で良くて、イラストが描ければ、問題ないと言う方なら、バージョン2.0のままで充分でしょう。


バージョン2.0からできること

クリスタのバージョン2.0でできることは、どんなことなのか調べてみました。
以下の公式サイトで同様の内容を確認することができます。
  • 【外部URL】https://www.clipstudio.net/ja/news/202210/13_01/

以下引用文を元に、個人的な意見を述べたいと思います。


顔のパーツの位置や大きさ、角度を調整できる3Dデッサン人形頭部モデル

  • ベースのモデルにリアル、アニメ、ちびキャラ、ドクロなどの形状をモーフィング
  • 頭の形、目、鼻、眉、耳、口を細かく調整できます

→ 3Dデッサン人形の頭部モデルが強化されたようですが、デッサン人形ですので、そこまで必要かどうかちょっと疑問はありますが、よりリアリティを求めて、試してみたいと言う方には良いのかもしれません。


カメラで撮影した手を3Dデッサン人形に反映するハンドスキャナー

  • カメラで写している手と3Dデッサン人形の手が連動し、手のポーズをつけられます
  • 描くのが難しい手のポーズも簡単に描けます

→ んー、自分の手をスマホのカメラで動画撮影してはどうでしょうか。。。リアルタイムな手の動きが良いですか?訳が分かりません。


ポーズ素材配信サイト「ポーズマニアックス」と3Dデッサン人形が連携

「ポーズマニアックス」上で選んだポーズを3Dデッサン人形に反映できます

→ 3Dデッサン人形のポージングは、ある程度用意されているのですが、細かい調整が必要な場合が多く、すでにあるポーズを利用できれば、とても便利だと思います。例えば、ポージングファイルみたいなものがあって、エクスポートして共有することができたら良いですね。


テキスト機能の強化

  • テキストを複数選択し、整列・分布、プロパティの一括変更が可能になります
  • 欧米言語で多数ご要望をいただいていた合字やワードラップに対応します

→ Adobe Illustratorを使用したことがある方なら、テキストの複数選択は普通に感じるのかもしれません。イラスト製作だけでなく、ポップや小冊子などの製作に使えるような機能が強化されると良いなと思っています。


Webtoonなどの縦に並んだ描画の間に余白を追加したり、削除するコマ余白編集機能

  • キャンバス上をドラックして、余白を追加したり、不要な部分を削除できます
  • 追加や削除した部分がグラデーションであれば、修正後のサイズにあわせてグラデーションが調整されます

→ 正直、この説明だけだとどういったものなのか。わかりにくいですね。


言語対応

従来の日本語版・英語版・中国語(繁体字)版・韓国語版・フランス語版・スペイン語版・ドイツ語版に、中国語(簡体字)・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語を加え11言語で提供予定。

→ 海外の方が利用されやすくなり、とても良いと思います。また、使い方などを各言語で説明しやすくなるではないかと思います。


自動的に陰を生成する自動陰影

  • 線画と塗りつぶした領域から陰影をつけ彩色を効率化します
  • プレビューを見ながら設定を調整するだけで影がつけられます
  • 光源の位置や角度、影の色を設定できます

→ 公式サイトでは、アニメ調のイラストに影を追加する様子が確認できます。影の付け方について、結構悩む方も多くいるのではないでしょうか。特に一生懸命考えて影を付けたのにも関わらず、影の付け方に一言も申す方を根絶やしにしたい気持ちもあるでしょう。一度は試してみたい機能です。


レイヤー・オブジェクトの整列・分布

描画、テキスト、フキダシ、コマ枠などのオブジェクトを複数選択し、まとめて整列したり、等間隔に配置したりできるようになります

→ ついに整列機能が追加されました。いやー古くから利用していますが、やっとこの機能が追加されましたね。たいへん喜ばしいことです。
特に、グラフィックデザインをされている方には、重宝される機能だと思います。
こちらも一度試してみたいですね。


よりリアルな混色を実現するブラシ混色

  • 従来よりも知覚的に自然な混色が行えます
  • 混色した時に色の明るさを保てます

→ 実際に使ってみないとわかりませんが、公式サイトで確認できるものでは、テクスチャのような加工が行えそうなので、色塗りをする際に、より面白い表現ができる可能性がありますね。試してみたいです。


保存中も作業を継続できるバックグラウンド保存

サイズが大きく保存に時間がかかるclipファイルも、保存の完了を待たずに作業を継続できます

→ 以前からあるバックグラウンド保存ですが、当初は保存時に、作業ができなくなることがあり、バックグラウンド保存をオフにしていました。バージョン2.0からはそのようなことがないようです。一度確認してみたいところです。


回転する物体の表現に最適な回転ぼかしフィルター

  • タイヤなど物が回転する様子を表現できます
  • ぼかす量や方向、回転の円の縦横比を設定できます

→ 放射状にぼかすフィルターは以前からありましたが、回転ぼかしが追加されたとのことで、面白い表現ができるかもしれませんね。


歪曲収差補正・パノラマ変換フィルター

  • 魚眼レンズのように画像を膨らんだように変形させたり、へこんだように変形させる歪曲収差補正フィルター
  • カメラの周囲360度を1枚の画像におさめるパノラマ画像のように画像を変形するパノラマ変換フィルター

→ スマホやデジカメで撮影した写真画像を加工するのに良いかもしれません。イラストなどでも使えのかわかりませんが、一度試してみたいですね。


歪みツールの複数レイヤー対応

  • レイヤーを複数選択し、歪みツールを同時に適用できるようになります

→ 歪みツールは、比較的新しく追加されたツールでしたが、複数のレイヤーにも対応したようです。個人的にはスペックの低い環境では、かなり重いと感じるので、複数選択した場合には、より重く感じるのではないかと心配をしています。


バージョン2.0にして良かった

個人的には、バージョン2.0では、1.0の時に欲しかった機能がいくつかあり、今回セールのお知らせを貰って、バージョンアップして良かったと思っています。

実際に使用してみて、今後気になったことや使い方などを投稿記事にしていこうと思います。


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