「Blender」オブジェクトを反射させてみた
Blenderでオブジェクトを発光させる投稿記事を以前投稿しましたが、今回は発光したオブジェクトを別のオブジェクトに反射させてみました。
オブジェクトを発光させても、オブジェクトに反射させると、発光したオブジェクトが映りこないことはあませんか?
反射させたモデリング |
発光したオブジェクトを別のオブジェクトで反射させるには、「ライトプローブ」と言うものを使います。
発光したオブジェクトを用意する
発光したオブジェクトの作り方については、以下の記事でも紹介しておりますので、参考にしてください。
今回は簡単に、オブジェクトにマテリアルの「放射」を使い、強さを「10」ぐらいにしたものを用意します。
マテリアルを放射に設定 |
反射させるオブジェクトを用意する
反射しているのがわかるように、大きめのオブジェクトを用意します。
マテリアルを新規で作成し、「光沢BSDF」を使用して、粗さを「0」にしました。
マテリアルを光沢BSDFにする |
下にスクロールして、設定にある「スクリーンスペース屈折」にチェックを入れます。
ここまでで、以下のような感じにしました。
反射させるための準備が整った |
オブジェクトの形や位置は、ご自由にどうぞ。
ここから、上の水色の発光オブジェクトを、下の大きなオブジェクトに反射させていきます。
ライトプローブを使って反射させる
「追加」にある「ライトプローブ」から「反射平面」をクリックします。
反射平面を追加する |
先に、作ったオブジェクトを非表示にしていますが、以下のようなオブジェクトが追加されます。
反射平面をオブジェクトに合わせて範囲を調整する |
反射平面を選択したまま、プロパティで「反射平面」の設定を変更します。
プロパティで反射平面の設定を変更する |
最初に用意したオブジェクトが収まるように、「距離」の数値を変更します。
特に決まった数値はないので、オブジェクトに合わせて、適宜調整してください。
反射させることができました |
上の画像のように、反射されました。
ちなみに、反射平面の中央に、菱形のものがあるのですが、そこから矢印が出ています。
矢印のサイズは小さいと見えにくい |
反射表面のビューポート表示で、矢印のサイズの値を、大きくするとわかりやすい
矢印のサイズはお好みで |
この矢印の方向が、反射の向きになっているので、もし反射されていない場合は、この矢印の向きを変更するため、反射表面を回転させて、向きを調整して、確認してください。