「GIMP」画像(キャンパス)サイズの変更方法を色々試してみた

GIMPで、画像サイズを変更したいと思った時にどのような方法で操作を行うのか。実際にやってみました。


画像サイズの変更方法は、画像制作のやり方によって、画像サイズの手順はがことなりますが、4つほどあるようです。

画像サイズの4つの変更方法を紹介したいとおもいます。


新しい画像を作成時にサイズを変更する

GIMPで、新しい画像を作成する際には、画像サイズを決めておくことが、とても大事なことです。

画像サイズが決められないことで、あとで画像サイズを変更する手間が増えることになります。

新しい画像を作成するには、ファイルにある「新しい画像」をクリックします。


「新しい画像を作成」ウィンドウが開くので、「テンプレート」から画像サイズを選択することができます。


もちろん、キャンパスサイズを変更して、画像サイズを決定することもできます。


できるだけ、新しい画像を作成する際に、画像変更が伴うことがないようにしたいものですが、印刷物、webなど、使用用途が多岐に渡る場合、どうしても画像サイズを変更する必要があります。


画像の拡大・縮小でサイズを変更する

GIMPで画像を拡大・縮小することで、画像サイズを変更することができます。
ツールバーにある「画像」から「画像の拡大・縮小」をクリックします。


「画像の拡大・縮小」ウィンドウが開きます。「キャンパスサイズ」の数値を変更することで、画像サイズが変更されます。


上の画像サイズの「幅」「高さ」の数値のとなりに、「鎖」のようなアイコンがあります。
この「鎖」のアイコンの状態で、「幅」「高さ」を変更すると、どちらを変更しても、一緒にサイズが変更され、「等倍」でサイズが変化します。

この「鎖」のアイコンをクリックすると、下の画像のように「鎖」が切れた状態になります。クリックする毎に切り替えることができます。


この切れた「鎖」のアイコンの状態であれば、「幅」と「高さ」を独立させて、画像サイズを変更することができます。

変更したサイズが決まったら、「拡大・縮小」ボタンをクリックして、変更を確認しましょう。


キャンパスサイズを変更する

GIMPのツールバーにある「画像」から「キャンパスサイズの変更」をクリックします。


「キャンパスサイズの変更」ウィンドウが開きます。「キャンパスサイズ」の数値を変更することで、キャンパスのサイズが変更されます。


キャンパスサイズを変更すると、下の画像のように、プレビューで画像の変化を確認することができます。


「中央」ボタンをクリックすると、変更したキャンパスの中央に原点が移動されます。また、プレビュー上で、クリックしてドラッグすることで位置を調整することもできます。


「リサイズ」をクリックすると、サイズが変更されます。下のようにキャンパスのサイズが変化します。


さて、「レイヤーサイズ」(黄色い破線)は変更されずに残っています。このままでも問題ない場合もありますが、キャンパスサイズに合わせたい場合は、次のようにレイヤーサイズを変更します。

ツールバーにある「レイヤー」から「レイヤーをキャンパスに合わせる」をクリックします。


「レイヤーサイズ」が、下の画像のように、キャンパスのサイズに合わせることが出来ました。


レイヤーサイズについては、必要に応じて変更してみてください。


切り抜きツールでサイズを変更する

GIMPのツールボックスにある「切り抜き」ツールを選択して、キャンパス上の必要な場所を選択します。


下の画像のように、ボックス状の選択範囲が表示され、四隅の白いボックスをクリックしたままドラッグすると、サイズを変更することができます。


選択場所が決まったら、「Enter」キーを押すとサイズが変更されます。選択を取り消したい場合は、「ESC」キーを押すと良いでしょう。

この時、キャンパスサイズを変更した時と同様に、「レイヤーサイズ」は変更されないので、必要に応じて、レイヤーサイズを変更してください。


画像のサイズはキャンパスサイズと言葉が混ざってしまいましたが、同じものを意味しています。アプリケーション上でも、表示されていることなので、お分かりのことかと思いますが、ご注意ください。

画像サイズの変更では、レイヤーサイズが変更されず、そのままになりますが、元のサイズより小さい画像にする場合は気にする必要はないでしょう。

しかし、元のサイズより、大きくする場合はレイヤーサイズを変更しないと、描画領域がレイヤーサイズの範囲内のとなってしまうため、大きくサイズを変更する必要があるので、注意してください。


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