「Blender」少しリアル調のゲームアイテムを作ってみた
Blenderで、少しリアル調なゲームに使えそうなアイテムを作ってみた。ゲームアイテムと言えば、「ポーション」かなと思ったので、単純なデザインですが作ってみました。
今回は特に珍しいデザインは考えず、Blenderで簡単に用意できるオブジェクトだけで作成しました。
一番苦労したのは、ガラスの表現で、単にマテリアルで設定しても、光沢感を出すために、ライトを追加して、複数の方向から照らして表現しています。
製作したポーションのモデリング |
ICO球と円柱で作成した
見ればわかると思うんですが、容器と液体は「ICO球」をそのまま使いました。また、注ぎ口と蓋になる部分は「円柱」です。
ポーションの容器のオブジェクト |
容器になる部分は、ICO球と円柱を「ブーリアン」で結合して作成しています。結合部分を滑らかにしたかったので、一応「ベベル」も追加しています。また、容器には「ソリッド化」で厚みを追加しています。
液体部分は、ICO球とキューブをブーリアンで削り落として作成しています。遊びで、波打ったように使用かと考えましたが、今回はやめました。
液体部分のオブジェクト |
結構単純な作りです。
マテリアルは
マテリアルでは、「プリンシプルBSDF」だけを使用しています。「グラスBSDF」「光沢BSDF」も使用してみましたが、いまいち上手く表現できなかたので、結果的に「プリンシプルBSDF」でのみになりました。
「メタリック」を強めに入れたり、「粗さ」を減らし、「アルファ」で透明感を出しています。
光沢感の表現
冒頭でも述べた「光沢感」に非常に苦労しました。いや、非常には言いすぎでしょうか。当初考えていたより、苦労したと言えば良いかもです。
オブジェクトとしては、単純で簡単に作成できるのですが、光沢を表現して、より立体感のあるものにするには「ライティング」も重要だと感じました。
今回は、ライトを四方から照らしました。ライトは「エリア」にし、シェイプを「正方形」にしました。こうすることで、反射がオブジェクトの形状にあったライティングになり、良い感じです。
4方向からライト、さらに内部からもライト |
これだけでは、ちょっと物足りなかったので、容器内部にもライトを追加しました。
しかし、それでも満足できず、光沢を表現するために、新たにオブジェクトを追加し、上からラッピングするようにしました。
光沢感を出すためにオブジェクトを追加した |
ライトプローブも試しましたが、ちょっと違っていたようで、使えませんでしたが、なんとか、自分なりに形にはできた気がします。
ゲームでは、アイテムの製作なども必要になるかもしれませんが、オリジナルのものがつくれたら、楽しいですよね。
なんとか満足できるものになった |
今回、色々試しながら製作しましたが、習作としては十分かなと考えています。今後もアイテムに限らず、製作したもので投稿記事にしても面白いかなと感じました。