「Photoshop」元に戻す(Ctrl + Z)の回数を増やしたい

Photoshopで、間違ったまま編集・加工を行った際、気付くのが遅れてしまって、慌てて「元に戻す」で、復旧させることは、たまにあることですが、元に戻すことが出来なくなってしまったことはありませんか?


Photoshopでは、「元に戻す」(Ctrl + Z)で、ファイルを加工し始めたまで戻すことができるのですが、回数の制限があり、制限を超えると最初の加工しはじめの履歴が削除されてしまいます。


そのため、最初の状態に戻すには、保存してなければ、一旦ファイルを閉じて、開き直すしかないでしょう。しかしながら、最初の段階で間違ったまま、気付かずに途中で保存してしまい、元に戻すことも出来ず、悲鳴を上げることもあることでしょう。

そんな時がないことを祈りたいのですが、予め「元に戻す」の回数を増やしておくことができます。


環境設定を開く

Photoshopを起動し、ツールバーにある「編集」をクリックします。


一番下の方に、「環境設定」があり、「パフォーマンス」をクリックして「環境設定」ウィンドウを開きます。


「パフォーマンス」をクリックすると、下の画像のように「環境設定」ウィンドウは開きます。


上の画像内で、青く囲った個所に「ヒストリー数」と言う項目があり、数値を増やすことで「元に戻す」回数を増やすことができます。初期設定では「50」となっていますが、手数の多い作業では、あっという間に上限を超えますね。

さて、ここで、ちょっと気になる「ヒストリー」ですが、簡単に言うと一つの操作ごとに、履歴を1としてカウントしますが、実はこれ、「元に戻す」(Ctrl + Z)で1つずつ戻すことなく、過去の作業の履歴まで一気に戻ることもできます。


ヒストリーを開く

ツールバーにある「ウィンドウ」から「ヒストリー」をクリックします。


「ヒストリー」をクリックすると、「ヒストリー」ウィンドウが開きます。


この「ヒストリー」では、上の画像のように、操作ごとにログが残ります。
ウィンドウの下部にある「カメラ」アイコンをクリックすると、「スナップショット」を残して、作業のログを切り抜いて、残すことができます。

また、その隣の「+のついたアイコン」をクリックすると、選択したログを新規ファイルとして開くことができます。結構便利な機能ではないでしょうか。


作業を元に戻す際には、ヒストリーの機能も便利なので、使ってみてはいかがでしょうか。

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