「Illustrator」複数のパスから一つを選択したい

Illustratorでは、複数のオブジェクトが重なり合うことによって、選択しにくくなることがあります。


複数のオブジェクトが重なり選択しにくい時のちょっとした方法で、簡単に選択できるようになるので、説明していきます。


スマートガイドを有効にする

「表示」にある「スマートガイド」を有効にすると、カーソルが重なった線をわかりやすく表示することができます。


初期状態で「スマートガイド」は有効になっていると思いますが、有効になっていなければ、有効化しておくと便利です。逆にちょっと邪魔と言う時は、無効にしましょう。



ダイレクト選択ツールを使う

「ダイレクト選択ツール」を使うことで、オブジェクトのアウトライン、アンカーポイントなどが選択できるようになります。


「選択ツール」のままでも「Ctrl」を押すと、「ダイレクト選択ツール」に切り替わります。離せば元の「選択ツール」に戻るので「Ctrl」キーを使うのも良いでしょう。



アウトライン表示に切り替える

ツールバーにある「表示」をクリックし、「アウトライン」をクリックすると、編集画面がアウトラインに切り替わり、線(輪郭)だけが表示されます。

「Ctrl + Y」でも「アウトライン」表示に切り替えることができます。

元に戻す場合は、また「Ctrl + Y」を押せば、元に戻ります。




アウトラインで表示することによって、描画色が非表示になり、重なり合った線だけの表示になることで、選択しやすくなります。

しかしながら、アウトライン表示はオブジェクトのみで、画像は画像の枠のみがアウトライン化され、文字は塗りで表示されるので注意してください。



レイヤーから選択する

レイヤーは通常一つのレイヤー単位で、表示されていますが、レイヤーのアイコンの隣にある矢印のアイコンをクリックすると、レイヤー内の線、オブジェクトなどが表示されています。



グラフィックの製作手順によって、<パス>の量も変化しますが、独立した<パス>が多ければ多いほど、以下のような状態で表示されます。


一番わかりやすく、選択しやすい方法かもしれませんね。


複数のパスが入り組んだグラフィックから、一つのパスを選択する方法としては、以上のやり方を組み合わせて、利用するのが良いと感じています。

グラフィックの状態に合わせて、使いやすいやり方を選択しましょう。



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